Quantcast
Channel: まったり B級ステレオ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 197

知人の真空管アンプ - その2

$
0
0
知人の STC4300B アンプの修理に手を付けています。
コンデンサーの液漏れだけでなく、他にも不調のようですので回路図を起こして点検をするようにしました。

回路もシンプルです。初段  VC2821(ECC33)のSRPP 、終段の4300Aもオーソドックスな回路です。VC2821はμが 35 、増幅度が27倍ぐらいですのでゲインは少な目です。
イメージ 5
修理が済んだ写真で、電圧をあたっています。真ん中上のマスキングテープを貼っている2本のコンデンサーを交換しました。知人のアンプですので見た目にも出来るかぎりオリジナルを尊重しています。
修理が終わったからといって、いきなり4300Aを挿して電源を入れる勇気はありません。新品では30万円ぐらいのようです。
我が家の VV30Bを1本だけ挿して各部の電圧をチェックしました。
イメージ 1

回路図を載せておきます。大体こんな感じです。左右の電圧も良く揃っています。
残留ノイズ、オシロスコープでノイズの波形などをチェックします。

改めて見ると良い部品を使っています。B電源のブロックコンデンサーはブラックゲートです。今の時点で新規につくると材料だけで60万円ぐらいにはなりそう。







右側の残留ノイズが20mVほど出ました。良くありません。初段の左右を入れ替えましたが変化なしです。
初段を抜いて終段だけにしても同じです。原因はアースの取り方かハムバランスと見当をつけて・・・
イメージ 2ありました。イモ半田というより元々ハンダがのっていません。ハンダをやりなおして終了です。残留ノイズは0.7mVぐらいになりました。










STC 4300A
修理は終わりましたが、試聴で4300Aを挿すかどうか考えています。
はやい話がびびっているのです。
イメージ 3

イメージ 4







Viewing all articles
Browse latest Browse all 197

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>