QUAD-22型 フォノイコライザアンプの改築をしていますが、いまだ回路図が決まっていません。当初は
ダイナコ に関心がありましたが、ここにきて45年前の初心に帰って SRPP パッシブ型に傾いています。
回路図も決まらないのにケースの加工はここ
まで進んでしまいました。
CR型かNF型か
かつて論争の的になり言い尽くされ、語りつくされてきましたが、イコライザアンプをイザ造るとなる
とやはりここで引っかかってしまいます。
CR型・NF型のどっちが良いかという論議が大昔からあって、メーカーはNF型を使いアマチュアやガレ
ージメーカーがCR型を好んだような印象を持っています。
CR型を「素顔美人」と形容している方がいましたが、素顔のブスもいますので、いちがいに良いとは言
えませんが気持ちは良く分かります。総じてスッキリ系で嫌な音を出さない美音系だと思います。
日本を離れ世界の風潮を知りたくて、”tube riaa”で画像検索をかけてみるとCR型の圧勝です。パッシブ
型というようです。CR型が優れているという意味ではなくて、アマチュアの関心がCR型に多いという事
だろうと思います。
今回のお題 SRPP 回路
いまやラックスマンまでも採用するようになった 双3極管を使った SRPP ですが、雑誌で始めて紹介し
たのが安斉勝太郎さん 1969年8月 ラジオ技術 だった(?)ように思いますがどうでしょう。
実はこの時アマチュアの世界では知られてお
り、すでに我が家も採用をしていて、SRPP
CR型だったと思います。まだ20歳前後のこと
ですし、人に言われるがままの製作で音がど
うだったかは全く記憶にありません。
ラックスマンの EQ-500
大御所ラックスマンの最新作 EQ-500 という
フォノイコライザーアンプの回路は画がみに
くいですが SRPP 、CR型、トランス出力にな
っています。
回路図をぱっと見た感じが、従来のラックス
とは違って今までアマチュアがやってきた回
路です。
オーディオノート
良く知らないが何か凄いことをやっている印象のオーディオノートです。純銀箔のフィルムコン、純銀線
のトランスを使うとか、日本では無名でも外国で有名?とか、やたらと高価などなど、我が家にとっては
興味津々ですが、M-10 の回路がネットにあります。
これもSRPPを多用しています。
という事で、ラックスマンやオーディオノートが採用する SRPP が悪いはずがないという消極的な発想
と、たぶん最後のイコライザアンプで45年前を思い出そうというノスタルジックを求めて 次作は SRPP
回路にほぼ決定です。