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DUAL 1229 アームの修復

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リムドライブ、重量級プラッター、コンパクトな駆体などトーレンスTD124 と共通点の多い DUAL 1229ですが、ターンテーブルを静かに滑らかに回すという事では TD124には遠く及びません。

しかし、なぜか魅力的な 1229は我が家ではメインに座っています。古くて複雑なメカニズムですのでたまに不具合が出ます。


イメージ 2
アームの修復

気がつくとジンバルのピボットねじがゆるゆるになっていた。






イメージ 3
カニ目の工具がないので、有り合わせのピンセットで時計回しに締め付けたつもりが逆のネジだったのでポロリと外れてしまった。





イメージ 4

締め付けは時計と逆廻り。







イメージ 5



ついでに、めったに見ることの無い軸受けも拝ませていただく。
ベアリングが見えます。



元に戻すのに少し苦戦をした。


イメージ 14


さらに、ついでに
針圧ダイアルで3グラム辺りがロックできない。3グラムに合わせても2グラム辺りまで戻される・・・というのを調整
・・ といっても方法が分からない。

イメージ 6
3グラムに目盛りを合わせて、ここら辺りを押す。
慎重に少しだけ押す。

こんな方法で解決してしまった。









ピンプル  その後
steuerpimpel(シュトイアーピンプル  以下ピンプル)の自作は試行錯誤のすえ、昨年の8月から今の形式に落ち着いた。調子は良い。

イメージ 7材料
VVF電線2ミリ 外皮
樹脂板(0.5ミリ) 写真のもの
熱収縮チューブ sumitube 4mmФ


イメージ 8VVFの外皮の底に0.5ミリ厚みのプラスチック板を貼り付け、外側を熱収縮チューブで覆う・・・というイメージ。


これで熱をかけると横筋が付く。
摩擦を良くするため。








イメージ 9
先端にプラスチック板を貼り付け、チューブで覆う。







イメージ 10










イメージ 11
左が試作
右がオリジナル

重要なパーツですが、買うと1個
2,000円もする。








Main Lever (Tone arm actuating lever)

イメージ 12

メインレバーのヤスリ面に「超精密研磨フィルム」2000番を貼った。

オリジナル面の保護も兼ねる。今年の1月から試用している。





イメージ 13Eクリップ に線がついているのは、メインレバー取り外し紛失防止用

消耗の早さが分からないから、純正のピンプル試用は避けて、あくまでも安価にできる自作ピンプルと組み合わせたい。



イメージ 1
威力は絶大で、ウエイト 13グラムでも楽に運んでくれる。という事は摩擦面が強すぎる。

摩擦が強すぎると良くない。ピンプルの消耗が早くなる。





フィルムは4000番~6000番が良さそう。
ホームセンター「ダイキ」には、2000番以上を置いていなかった。

一番は研磨剤のない、摩擦だけのたとえば 「滑り止めシート」みたいなものがあれば良いのですが。




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