新しいフォノイコライザが一応完成しました。
信号を後ろから受けて前に出しています。
メインアンプ側は前から受けるようすると
シールド線を使わずに配線が出来ます。
内部配線にはボリュームへの往復以外に殆ど
(5cmほど使用)電線を使っていません。
配線材で音が変わると言われていますが、我
が家ではたぶん判別がつきません。それはと
もかくとして、余計なものは極力使わない。
また、メインアンプでも後ろに入力があって
前面のボリュームまでシールド線を使うの
が普通ですが、前に入力があればシールド線は
不要で、良くも悪くも「音が変わる」なら
出来るだけ使わないほうが一番ではないかとい
う発想です。
アルマイトのパネル。
今回の改装では前後のパネルも新規にしま
した。バカ穴を隠すために0.8ミリのアルマイ
ト板を探しましたが小さい板切れはなかなか見
つかりません。
オークションで業務用のバット「アルミ アル
マイト 標準バット 深型」を探して加工し、
見た目は大変きれいになりました。
前後のパネルは2枚重ねになっています。
アース端子が2個あると便利です。
コスモス(?)のボリューム
2個 2000円で怪しいボリュームを買ってしま
いました。偽者かどうか確証はありませんが
使い勝手がよくありません。
今でも「ボリューム 東京コスモス 100K2連
Aカーブ 新品2個」として出品をしていて、営
業妨害になってもいけませんのでこれ以上は書
きませんが果たして正規品なのでしょうか。
こちらも「こんなに安い筈がない」と半信半疑
でしたので自己責任です。
上にコスモスのロゴ(刻印)がありますが、
これを見ただけで「残念」と思いました。
回路図
SRPPは 12AX7 T7 U7 を差し替えるだけでゲ
イン調整が簡単に出来るので便利です。
現在の構成:初段から 12AX7 > 12AU7 >
12AU7 にしています。これでゲインが100倍
になります。
通常使用時、ボリューム12時ほどです。
電源内蔵・CR型・小型フォノアンプですから予想したとおりノイズが多目です。我が家の能率が低い
スピーカーですので実用になっていますが、高能率だと気になるかもしれません。
また、当たり前ですが聴感のノイズは初段、2段目の真空管に依存します。特に初段の真空管は数ある
中から選別が必要です。
残留ノイズ :ボリューム最大で 1~2mV。
残留ノイズ :ボリューム12時 0.2~0.5mV。<--通常使用時
**********************************************************
memo
電源リプル
ヒーター回路:1.3mV
B電源回路 :0.1mV
SRPP 単段のゲイン(パスコン無し)の目安と -3dBの周波数
12AX7:45倍 26KHz (20KHzで-2.5db)
12AT7:27倍 65KHz (20KHzで-0.6db)
12AU7:8.4倍 280KHz (20KHzで-0.1db)