やっちまった。
DUAL 1229 を弄って遊ぶつもりでしたが、壊してしまったようです。モーターの調子が出ません。
殻割り(分解)の際にローターを傷めてしまったように思います。最初から工具を使って優しくあつ
かうべきでした。弄り壊すのは久しぶりです。
ドナーを探して「にこいち」にするか、新たにモーターを確保しなければいけませんが、1229・1219
のモーター確保は難しそうです。さて、どうしましょうか。
steuerpimpel
そうこうやっているうちに、ドイツから steuerpimpel が届きました。アーム横移動の心臓部です。
steuerpimpel 何と読むのでしょうか。シュトイアーピンプル ???
セカイモン経由ですが安くありません。
経費込みで4,000円を超えましたので1
個 約2,000円です。
この互換品を取り付けましたが、我が家の
「自作品」ほど調子が良くありません。アー
ムの横移動に失敗をします。
アームの横移動
この Dual 1229 はなかなか奥が深く、不調の際にどこを弄って良いのかが全く分かりませんでした。
機械的な自動演奏がウリですので、アームの横移動が円滑にいかないと魅力は半減します。
このアームのパイプ・左側が庇のようにな
っていて、ここの裏側の滑りも影響してい
るように思います。シリコングリスを少し
塗って拭き取っておきます。
果たしてシリコンを塗るのが良かったのか?
オリジナルへの悪影響の心配です。
マニュアルでは positioning sleeve?
部品 No 200
最初はこれが良く分かりませんでしたが、ア
ームの横移動時の高さ調整で重要な調整箇所
のようです。
低すぎが良くないことは当然ですが、高すぎ
ても良くないことがやっと分かりました。
我が家では、ギリギリ低目に設定をしていま
す。針圧3.5グラムのテストで今のところ快調
に動作をしています。
Main Lever
アームの横移動にはもう1つ要素があって、それは Main Lever のヤスリ面です。
Dual 1229 のマニュアルでは Main Lever
になっています。
赤丸がヤスリ面です。
外国にはフォーラムがあって質問のスレッドをたてると親切に答えを出してくれるユーザーがいます。
非常に熱心です。
こんなのを見つけました。
ピンプルの下側に Main Lever があって、上面がヤスリ状になっているのですが、ここの摩擦面が劣化
した時の対処方です。3M Durapore テープを貼っているそうです。医療用のテープですね。
我が家オリジナルの Main Lever と 独製ピンプルでは3.5~4グラムの針圧が限界です。我が家のヤスリ
面の劣化です。普段は3グラム以上の針圧をかけないので良しとします。
遊んでみた
ここに2000番の「水やすり」を貼り、自作ピンプルに交換すると針圧5グラムでも動作をします。
これの材質は、機能とピンプルの耐久性が
トレードオフになるので2000番の「水やす
り」が良いかどうかは何ともいえませんし、
もっと良いのがありそうです。
ドイツの方が使っている 3M Durapore 医療
用テープも気になります。
覚え書き ---------------------------------------------------------------------------
Main Lever の左右勾配
始動に失敗 --- 左を上勾配に
戻りの失敗 --- 右を上勾配に
非常にデリケート 注意!!!
僅かに湾曲--中くぼみ
真平らにしたらキャノン互換インクのゴム栓
が動作した。