前回のダイナコと似たような回路を探していて見つけました。
NF型、カソードバイパスコンデンサーを使わない 、K-K 正帰還 という3条件です。
アンペックス
これは 無線と実験(1963/6)浅野勇氏が紹介した回路の再掲ですが、RIAAではなくてテープ再
生用ヘッド・アンプです。
V1 のカソードにつながる 220Kの抵抗や、
V2はカソード抵抗を減じてグリッド抵抗
を大きくしていてゼロバイアス(?)動作
のようですが良く分かりません。
ゼロバイアス(グリッドリークバイアス)
はラジオに使われていたようですが、オー
ディオでは見かけません。
トリオ W-46
このアンペックスに似た回路が トリオ W-46 です。
RIAAだけを抜き出しましたが、ほぼアンペ
ックス回路を基本にテープイコライザを
RIAA に置き換えています。
トリオW-46 はオークションでも中古をよく
見かけます。
山水やラックスに人気がありますが、トリオ
も負けていません。何といってもフォノイコ
ライザ回路はアンペックスですから。
追記 2015-11-4
話のテーマが変わりますが、今オークションに W-46 が出ていて気が付きました。
出力管のプレートが赤くなっています。こう
いうのを時々見かけます。
真空管アンプにとって非常に危険な状態なの
ですが、危険の度合いをどの程度知っている
のでしょうか。
テーマが違うので詳しく書きませんが、壊れ
る前にバイアス調整ができるように改造した
くなります。