電子レンジが不調。
SHARP RE-T13 という「あたため・解凍」だけのシンプルなレンジ。安物だが、亡くなった父と一緒
に買った少し思い出のある品物。
----- このブログも最近は修理ネタが多いです。 ----
不調の症状
スイッチが入らない。
ドアをばたばたやっていると入ったりする。
ドアを少しだけ(5ミリほど)すかすと確実
にスイッチがはいる。
中を見てみると、ダイアルの裏にマイクロス
イッチが3個入っていて、ドアに付いている
白いツメでスイッチの ON ・ OFF をすると
いう非常に簡単な構造になっている。
真ん中のマイクロスイッチの挙動がおかしい。
テスターで測るとスイッチオンの抵抗値が安
定せず、数オームになったり数メガオームに
なったりする。
という事で原因はマイクロスイッチと決めつけて、地元の電子部品屋で買ってきました。
オムロン V15A-4A5 電流容量 15A
マイクロスイッチの交換
オムロン(下の写真右)1個250円です。2個買いました。店のオヤジによると寸法は規格があり、ど
れでも合うようになっているとのこと。左の2個はYAMATAKE という日本のメーカーですが製造は中
国です。
注意をするのはピンの数が違うことで、オム
ロン(右)は3本足。オリジナル(左の2個)は2本足で足の位置が僅かに違っています。
つまり、スイッチを入れてオンとオフを使い
分ける必要があります。
実をいうと、これに気がつかずに苦戦をしま
した。
これを実装したのが左の写真です。YAMATAKE
は2個ともオムロンに交換しました。赤文字は
配線の接続です。
右端のオリジナルは変えませんでした。松下製
です。
ということで接続を元に戻して完成です。直りました。
購入が H6年7月ですから丁度10年になります。10年で壊れた。うーん素晴らしい設計です。
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壊れた原因は シャープさんではありません。壊れても治せるシンプルな構造は好感が持てます。
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壊れた原因は シャープさんではありません。壊れても治せるシンプルな構造は好感が持てます。
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不良になったYAMATAKE のスイッチを分解してみました。簡単に分解ができました。
接点(右上の部品:左の白い部分)の不良で
す。接点を磨くと修復しましたのでオムロン
を買わなくても良かったかもしれません。
しかし、老人にはオムロンの方が何となく信頼が高いように思えます。
オムロン V15A-4A5 耐久性10万回以上
YAMATAKE V-5230Q 機械的寿命1000万回以上 接点材質:銀合金