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Channel: まったり B級ステレオ
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フォノケーブル

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フォノケーブル

SME 3009 のフォノケーブルは余っている材料で仮付けをしていましたが、3009に敬意をはらって
新規に購入しました。

イメージ 1
ケーブル事情に詳しくないのですが、3種類
仕入れた。
モガミ 3369          160pF/2M
モガミ 2549          190pF/2M
ベルデン 2136        350pF/2M

右の数値は、長さ2Mの静電容量デジタルテ
スタ実測値。





イメージ 2
コネクタを使わずハンダ付けです。
静電容量の小さいモガミ 3369 を選んだので
すが、外径8ミリとやや太い。

5mV程度(MCではさらに1/10)の微弱信号
を通す場所ですので、ハンダの直付けが安心で
きて、ここでの接触不良の心配が無くなりま
す。









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フォノケーブルの静電容量

フォノケーブルは静電容量の小さい(少ない)モノを使えと教わってきた。今でもそうなのかは知りま
せんが、オーディオの知識の少ない友人も知っていたのでショップでは未だに「定説」になっているか
もしれません。
実は、私自身は容量の大きいケーブルを使っても高域は落ちない事が分かっているのに、最初のスリコ
ミが体ににしみ付いて、ついつい容量の小さいケーブルを選んでしまいます。

その根拠は、1976年の「無線と実験別冊」のデータです。無線と実験(以下MJ)が、国内外32社の
カートリッジを測定した結果を掲載しました。

MJの解説でも意外な結果を次のように書いています。(以下  一部抜粋)

まず最初は負荷の抵抗を47KΩ一定にしておいて、静電容量の方を100、200、400Pの3通りに変えた
ときに特性がどうなるかを測定した。
この場合、本当にカートリッジの抵抗が47KΩかまたはそれ以上であったとすると、負荷容量が400pF
であったとすると、その容量性インピーダンスは8.5KHzで47KΩになるから、だまっていても8.5KHz
で3db落ちることになる。
ところが測定結果を見ると、そんなに計算どおりになっているものは一つもなく、かえって400pFの時
の方が出力レベルが上がっているのがかなりある。ということは、回路のどこかにLが存在することを
暗示しているようで大変興味のある・・・


参考までにいくつかの測定データを下に貼っておきます。
上から3つ目の測定が負荷を変えた時のものですが、ケーブルの静電容量よりも負荷抵抗に大きく左右
されています。

計測結果を改めて見ると、アンプ側でフラットを追っかけているのが何なのかと思ってしまいます。

ケーブルの静電容量とは別に、負荷容量を指定しているカートリッジもあって話がややこしくなるのです
が、ここら辺りは良く解かりませんので念のため。


イメージ 3

シュアー V15 Ⅲ




















<---------- 負荷の変更による特性変化















イメージ 4

EMT XSD-15

周波数特性は6KHz辺りからどんどん上昇して
います。
この特性はオルトフォン SL-15E MKⅡ と非常
に似ています。













<----- シュアーと違って負荷の影響が少ない
これはMCカートリッジの共通した特徴

















イメージ 5

サテン M-117


大変に美しい特性ですので載せました。
国産は、サテンに限らず、グレース、デンオン
などはフラットな特性が多い


































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