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TD124のモーターに使うオイル粘度(最終回)

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トーレンスTD124のモーターに使うオイル粘度(最終回)

イメージ 1
TD124のモーターを再構築する際のオイル粘
度が知りたかったが情報が極めて少ない。

正直にいうと日本では文学的であったり哲学的
であったりして、TD124に関する肝心な情報
は無かった。
音が良いことを力説するが、欠点(?)とも
いえるモーターの立ち上がりの悪さについて
説明しているのを見たことがない。






我が家では粘度の調整で希望する動作にするコツは何とか身に付いたが、妙に納得がいかないところ
があって3台目のTD124を確保した。3台目はオイル粘度 ISOVG46 で希望速度より少し速くなっ
た。希望速度は、スイッチ・オンの初速。

つい最近、TD124ユーザーの SUSさんところで 「ISOVG68が合った」という情報を得た。この情報
が参考になって、改めてモーターのオイル粘度について考える。

先に結論をかいておく
1. 決定打はない。(というか、見つからなかった)
2. あえて言えば ISOVG46 (または ISOVG68 )


参考になったのは下記英文サイトの2つ。TD124ユーザーはメンテナンスなど多岐にわたる解説をして
いる 1, The Thorens TD 124 Pageを読むことをお勧めします。



1.  The Thorens TD 124 Page(全般について詳しいサイト)

リンク先
以下英文の直訳(The Thorens TD 124 Pageの一部抜粋)
 一部のユーザーは速度が遅すぎると正確な速度に達するように調整することができないという事実に
文句を言う、またはそれらは、公称速度が唯一のわずか10分より後に効果的であるという事実に文句
を言います。プラッタは完全に公称速度に到達する通常は、しばらく時間がかかります。この現象は、
温度関連しているとあなたの国の気候だけでなく、あなたのリスニングルームに依存します。(あなた
は、例えば、あなたのピックアップカートリッジのコンプライアンスはまた、室温での多大のために依
存しており、これは音の文字を変更ないことを知っている:多かれ少なかれ開放性、高周波数、可聴歪
みなどの演出)
最初からストロボは、プラッタが唯一少しだけ遅いことを示す必要があります。


要するに
1. 公称速度になるまで10分かかるので、速度について文句をいってはいけない。
2. これは、気温や室温により変わってくる。
3. 初速は遅いほうが良い。

と書いている。(と思うが、原文が英語でよく分からない)
「プラッタが公称速度に到達するには、しばらく時間がかかる。」ことが最初から分かっていれば
むきになってモーターを弄ることはなかった。また、いくら調整したところで夏と冬では初速度は
変わってくる。

2. The Thorens TD 124 Page (オイルの粘度について詳しいサイト)

http://homepage2.nifty.com/pantone/thorens/lubricant.htm


要点は
1. 工場出荷時のマニュアルでは、ISO VG 46 の粘度を指定。
2. モーターオイルとスピンドルオイルは同じ。


スイス ショッパーAG のオイルは ISO VG22周りの粘度。
<---- これは参考になった。メンテナンスに
使うオイルは低い粘度が良い・・・と読み取れる。
しかし、モーターの再構築に使うオイルとすれば粘度が低すぎる。





*********************************************************************
イメージ 2
我が家の3台目(モーターのSN:44000番台)は オイルを工場出
荷時のマニュアルどおり ISOVG46 にしたが希望速度よりも少し
速かった。
速い時はもっと高い粘度のオイルを追加で注油して調整する。


SUSさんがISOVG68 でうまくいった事と、初速は遅いほうが良
いということを考えると ISOVG68 が正解かもしれません。






モーターの再構築に挑戦される方は、当ブログを鵜呑みにせずに原文サイトを熟読してください。
許可を得ずリンクを貼ってしまいました。申しわけありません。



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