この15年ほどは使う事がなかった万年筆のインクを変えた。
今まではモンブランの黒を使っていたが、パーカーのブルーブラックにした。ブラックよりも万年筆ら
しさ・手書きらしさが出る。
パーカーにしたのは特に理由がない。
昔、パーカーのブルーが好きだった。
インクを変えたのと同じタイミングで、モンブラン万年筆の胴と尻軸からインクが漏れるようになった。
40年ほど前に買った モンブラン146 というモノ。25年近くは毎日のように使った。
今でも人気は衰えることがありません。
かに目を造る
分解掃除には必須の”かに目”をちゃっちゃと
造りました。
先っぽが1ミリぐらいにサンダーで整えます。
バラけました。
汚れは酷くありませんでしたが、あちこち
にザラッとしたインクカスがこびりついて
います。
それを丁寧にとっておきます。
この中の空芯も汚れがいっぱい。
インク漏れの原因はこれかもしれません。
ポンプにキズがついています。
シリコングリス
インク漏れには、「SEIKOシリコングリス」を使うと良いようです。
動粘度が500,000CS 防水
高価なものではありませんが、面倒なのでレコードプレーヤーのアームリフターで使ったシリコングリ
スを流用しました。
先ほどのキズの付いたポンプの周りにシリコンを塗ります。
ついでにネジヤマなど擦れる所はシリコンを塗っておきます。
元に戻して完了ですが、さてどうでしょう。
シリコングリスの効果でインクの吸引が軽
くて滑らかになりました。
10日後に書き込みがなければ成功しています。