DUAL 1229 にはシュアーのカートリッジが似合います。
調子がほぼ完璧と言えるほどになりました
ので M75 から V15-Ⅲ に昇格します。
が、右側の音が出ません。
Shure V15 断線!?
修理の方法がヒットしません。
取りあえず端子の先っぽにハンダを盛ってみました。以前にやった真空管の断線と同じ方法です。長時
間の加熱は要注意。駆体は樹脂です。
直りました。
めでたしめでたし。
オークションでは人気の 白文字 。
DUAL 1229 のトーンアーム
とにかく40年前の製品です。デュアル10xxシリーズでは、グリースが硬化してトーンアームを動かす
のが難しいという問題を抱えているという指摘がありました。1229も似たようなものです。
化粧品の宣伝に「マイナス5歳肌」という謳い文句がありますが、普通に動作をしていても若返りの手
当てをし、要所に注油することが長寿命につながると思います。
アームの動作テスト
針圧の掛け方はダイナミックバランス。非常に高感度です。コンプライアンスの高いカートリッジとの
相性が良いのかもしれません。針圧をゼロにして息を吹きかけるとスッと横に流れます。
外国のサイトにテスト方法を書いています。横軸はアンチスケートのダイアルを0.5に合わせて右に流
れるかを見るのですが、我が家では0.4で右に流れます。
縦軸も、つまようじの先っぽでアームが沈み
ます。
これほど敏感なアームは DENON DA-305 以
来です。
ハイコンプライアンス対応というのは好きではありませんが、残念ながら自動演奏とアームのメカニズ
ムはセットで代わりがありません。
Dual 1229の推奨カートリッジ。
Shure V15タイプIII
Shure M97XE
スタントン681EEE
オルトフォンOM10 / 20/30
デノンDL-160
オーバーハング
針先がアーム指掛けの真下辺りが適正とな
りました。
見た目は好みと違いますが、前過ぎてもいけ
ません。