Quantcast
Channel: まったり B級ステレオ
Viewing all 197 articles
Browse latest View live

友人N の TANNOY ST-100

$
0
0
奇抜なことをやらかす、ブログに何度も登場した友人N。

少し前の夜電話があった。「知人に頼み、Yオクでタンノイのツイータを買ったが音が出ない。導通が
ない」という。
飲み会の真っ最中だった我が家は「導通がなければイカンね」と詳しい状況を聞く事をしなかったのが
良くなかったと後で分かる。


数日後、友人Nから再度電話。
「バラして導通をあたったらユニットは生きていた」。さらに「バラしたあと、組み立てられなくな
ったのでショップに修理に出す」と言う。
「修理に出す前に我が家に寄るように」と言って電話を切る。

最初は状況が良く分からなかったが、「バラして導通をあたったらユニットは生きていた」・・・と
いうことは、最初はネットワーク込みで導通をあたっていたんではないかと想像しながら・・・


TANNOY ST-100
翌日、友人Nはブツを持って我が家にやってきた。
それは TANNOY ST-100 というスーパーツイーターだった。
イメージ 1







ハイパス・フィルター搭載ドーム型ツイーター
25mm口径(24K蒸着チタニウム・ダイアフラム)
周波数特性:カットオフ周波数~100kHz
カットオフ: 18kHz/20kHz/22kHz    18dB/oct ハイパス
能率(w/m)     95dB


友人N はこれの中古を10万円で買った。
ユニットの導通はあるが鳴らない。
タンノイに修理に出したら2個で8万円。
昨夜、うっかりして片方の振動版を凹ませてしまった。

イメージ 4
早い話が、使う前に2個ともダメにしてし
まっている。










実は生きていた
やはりネットワーク付きのツイーターだった。もしやと思い、発振器のサイン波を2Wの真空管アンプ
を介して鳴らしてみると生きている。

イメージ 2
ツイータをネットワーク付きで測定しても
コンデンサーが直列に入っているのでテスタ
ーの針は振れない・・・という事を(我が家
と同年の)団塊老人に説明しても要領を得な
い。






友人N はサイン波を13KHzまで聞くことが出来る。しかし、このツイータは18KHz以下をスパッと切っ
ているのでCDを掛けながら耳を当てても、たぶん何も聞こえないから音が出ないと勘違いした。
そういう説明をすると友人は苦笑いをしていた。

ツイータを付けると全体の雰囲気やウッドベースの切れまで変わってくるという話を聞いた事があるが
、そういう目的のツイータなのだろうと思う。


イメージ 3
一方の、バラしてしまったツイータは接着
剤で止めていたようで、友人N は自分で修
理して使ってみるという事で、我が家で修
復をせずお持ち帰りとなった。







なぜこれを買ったかと聞くと、「雑誌の評判が良かった」という。
恐るべし雑誌の影響力。



ベニー・ゴルソン『ミート・ザ・ジャズテット』

$
0
0
トム・ハンクス主演映画「ターミナル」を久しぶりに観た。
最後にテナーサックスのベニー・ゴルソンが出る事はすっかり忘れていた。「キラー・ジョー」を演奏
する。

この曲はレコードでも聞くことが出来る。アート・ファーマー、
カーティス・フラーを加えた3管編成でお得意のゴルソンハーモニー。

アート・ファーマー&ベニー・ゴルソン『ミート・ザ・ジャズテット』

イメージ 1

ジャケットの写真を見ると真ん中のアート・
ファーマーの体も顔もデカイ。

それに比べて左端の当時は新鋭マッコイ・タ
イナーが貧相
なこと







1960/2

Art Farmer (trumpet)
Curtis Fuller (trombone)
Benny Golson (tenor sax)
McCoy Tyner (piano)
Addison Farmer (bass)
Lex Humphries (drums)

SHURE M75B 交換針

$
0
0
SHURE M75B 交換針

SHURE M75Bの針を傷めてしまい、オークションで某メーカー互換針を買ったのが9月だった。未
使用のNOSというやつです。
これが全くいけません。話にならないほど良くないのです。エージング不足かと思い3月ほど我慢し
て使いましたが良くなる気配がないので諦めました。針は生モノと主張する方がいましたが納得です。

改めて交換針を探すのですが、どれを選ぶか悩んでしまいます。「シュアー M75B TypeⅡ用“純正”
交換針 」というのもあり、純正という言葉に惹かれますが先ほどの理由で選択肢から外します。

採れたてのJICOにしました。ここでも 75B にするのか 75ED にするのか悩んでしまいますが
N-75ED/Ⅱ を選んでしまいました。

イメージ 2



この JICO 互換針はテンションワイヤー
ありません。










シュアーの当時のカタログには V15-Ⅱ、M75E 、M44 のラインアップがあって M75 は中位に属
します。

どういう理由かは分からないが世間では M44 の評価が高くM75は影が薄い。以前 M44 を少しだけ
聞いたが我が家では高域が粗くて手放しました。使い方が悪かったのだと思います。


V15-Ⅲ(JICO 互換針)と聞き比べてみる
最初は元気で明るく前に出る音と感じましたが、それもその筈で出力電圧が少し(聴感で3dbほど)
高い。
レベルを合わせ、あらためて聞くと良い感じです。B と ED で悩んだのは ED を選ぶと V15-Ⅲと被
るのではないかという心配でしたが、帯域が広く情報量も多いのですが中低域がやや膨らみ、ボーカル
がオン気味というか、マイクに近づいた感じで、きちんと個性があります。
低域が厚いのはオリジナルと同じ傾向で、悪くありません。


低域がやや膨らむ?
シェルの傾きによって低域が膨らむそうです。そういえばヤマハのシェルは妙に上向きののけぞったよ
うになっているのが気になっていて、見た目で真っ直ぐに直しました。

イメージ 1
写真は直した後です。
それでも音の傾向は変わりません。

M75 の共通の傾向だと思います。










サントリーのCM と真空管アンプ

$
0
0

サントリーウイスキーのCMに一瞬ですが真空管アンプが映っています。

真空管好きとしては気になってしょうがありません。
YouTube のCM動画からアンプの画を切り取ってみました。

https://www.youtube.com/watch?v=r3HPuULUVSM

イメージ 1
思ったよりおおきいですね。
最初は 2A3 シングルアンプかと思っていま
したが300Bクラスで、トランスも大きくて
立派です。
両脇は 6SN7-GT の2段増幅。真ん中は 5AR4
の整流管なのか・・・などど色々と想像してし
まいます。



細かいことを言えば、右のレコードプレーヤーとの間にイコライザアンプが必須なのですが、引越し後
の整理の途中ですね・・・とフォローしたいのですが、レコードは廻っています。




DUAL 1229 は来たけれど

$
0
0
DUAL 1229

使ってみたいというより、ドイツ人が作ったメカニズムを見てみたいという理由で DUAL 1229 を入
れたのが昨年の10月中旬。
諭吉3枚で1週間ほど楽しい時間を過ごせたら、遊びとしては安いものだと考えた。
もう一つは、トーレンスTD124 もそうだが、壊れても直せること。ebay には修理パーツが山のよう
にある。

イメージ 1


好きなのは、コンパクトなキャビネット、重量級のプラッターというところ。あとオートチェンジャーの
メカニズムというのもあるが、レコードが貴重品となった時代に連続演奏をしようとは思わない。
CK20 というキャビの前側が開いてパーツの収納になっているのを探した。1219 というのもあるが、ど
ちらでも良かった。


あっというまに故障
来た時は動作していた。が、あっというまに自動でアームを運んでくれなくなった。
どういう事かというと、アームレストから上にはあがるがレコードの外周まで運んでくれない。
手動で演奏することは出来る。しかし演奏が終了(アームが内周まできても)してもアームレストまで運
んでくれない。
さて困った。


マニュアル
マニュアルが付いてきたが、修理の方法まで書いていない。

サービスマニュアルを見つけた。
Dual 1219 1229 Service for Amateurs.pdf で検索すればヒットする。
しかし英文のようで読めない。google には 「このページを訳す」というボタンがあるが、「ページが大
きすぎるため、翻訳できません」と断られる。
PDFファイルをダウンロードし、 cueing (頭だし)という単語で見当をつけながら、それらしい修理箇
所を探す・・・面倒なので以下の手順は省略・・・

楽しいどころか苦しい1週間はゆうに過ぎた。しかし、原因が分からない。

   ・・・ 続く

DUAL 1229 (1219) 修理 覚書

$
0
0
DUAL 1229 のメカニズムの面白さは期待以上です。
カラクリが複雑なゆえに、トーンアームのジンバル・サポートの油切れを見つけるのに1日以上を費や
してしまいました。不具合を特定しにくいのです。


イメージ 1
LPレコードの連続演奏を使う事は殆ど無い
とは思いますが、やはり試してみたくなり
ます。

1枚目のレコードがパサッと落ちて演奏を
はじめる動作を見たときには感動してしま
いました。







DUAL 1229 (1219) 修理 覚書

前回の続き・・・結論を先に書くと
トーンアームをレコードの外周まで運んでくれない
という不具合は解決。

Dual 1219 1229 Service for Amateurs.pdf という 1219 共通の アマチュア向け解説参照。
http://akdatabase.org/AKview/albums/userpics/10007/Dual%201219%201229%20Service%20for%20Amateurs.pdf

イメージ 2

1. 17-18 ページにある
Tone arm actuating leverの脱脂。


ここに油分が付いていたのをシンナーで拭
き取り。





イメージ 3
2. 次はこれ。アームを運ぶ動作のキモのよう。

前回の書き込みで kas**aka*t66さんから、
この部品の名前が steuerpimpel である事を
教えていただきました。
それが早く分かっていたら問題の解決はずっ
と速かったのですが、上記の解説では ”guide
clutch”になっている。






上の2つで修復が完了する。
steuerpimpelは eBye (送料込みで 3,700円)で入手可能。



ありあわせの材料で
steuerpimpel修復に挑戦。

イメージ 4
我が家のはこれが付いていました。
 Tone arm actuating leverの脱脂をして
も滑る。

長さが足りない ?








イメージ 5

修理1号
滑り止めを兼ねて下駄をはかせました。
先の黒いのがそれで自転車のチューブです。
瞬間接着剤で付けていますが、しばらくす
ると外れてしまいます。失敗。







イメージ 6
修理2号
写真を撮り忘れましたが、1号の外側にプラ
スチックのスリーブを着せました。
具合は良いのですが、時間が経つとチューブ
が削れてなくなってしまいます。

自転車のチューブを自動車のタイヤに交換。










Anti Skate Cam の修理。
インサイド・フォースキャンセル が常に効いています。


イメージ 7
犯人はこれですね。大きく割れています。

このパーツがセカイモン にありました。
18ドル-送料込みで3,900円。
Dual 1219 Turntable Anti Skate Cam


修理したいのですが、割れが大きくてなか
なか元に戻りません。




イメージ 8

何とか修復しました。
再び割れそうなので銅線の補強を入れてい
ます。

元に戻して完了です。
純正でなくてもベーク板や適当なプラスチッ
ク板を切り出して代用が出来そう。







----------------------------------------------------------------------------

マニュアル ダウンロード
http://www.hifi-manuals.com/Dual/1219/downloads


軸受け
http://www.lencoheaven.net/forum/index.php?topic=6359.0
 thrust bearing   スラスト軸受け

スピンドル軸受けの注油後
アームを戻してカチャリと音がし、モーター停止から惰力でターンテーブルが止まるまで回転する
時間=75秒



DUAL 1229 (1219)モーターの分解と調整

$
0
0
優秀なSN

岩崎千明 氏の   DUAL 1229 評(ステレオサウンド 30号)で

「ターンテーブルの重量はなんと3・1kgと、マニュアルプレーヤーとして世界一というトーレンス
のそれに匹敵する。手もとのスウェーデンで発行されたカタログによれば(王立研究所の測定結果とし
て)デュアルの701DDターンテーブルつきとほぼ同じSN、ワウフラッターの優秀な数字が掲げら
れ、それはトーレンス125に優るとはいえ、劣ることはない。」

と、SNの優秀さを力説する評価になっています。

イメージ 1


40年ほど前の機械ですので不具合は出てきます。我が家での DUAL 1229 の第一印象は SNが良くない
ことでした。モーターも静かではありません。時々ノイズも出していました。


モーターの分解
という事でモーターの分解をしたのですが、とにかく苦戦しました。モーターの再構築にはそこそこ腕
に覚えがありましたが、モーターの癖がわかるまでどれだけ日数を費やしたことか。

イメージ 2

近所の車修理屋から借りてきた、このオー
プンプライヤーに助けられました。カバーを
開く時には力技で何とかなりますが、閉じた
あとの調整時にはこの道具が無いと完了しま
せん。掴むのではなく逆に広げるという必須
の工具です。








以下その概要


解体した下側の軸受け
トーレンスTD124の軸受けに似ていますが、大きな違いはオイルが全く無かったことです。メンテナン
スの為にオイルを注油する構造にもなっていません。TD124 ではピーナッツと呼んでいるスリーブもオ
イルレスメタルではなさそうです。

フェルトにもオイルを染み込ませた形跡がなく、スリーブを半固定に支持する役目しか負っていないよ
うに見えます。

イメージ 3
右端の銅版で回転軸を直接受ける構造になっ
ています。




我が家は写真のようにオイルを使用しました
が、オリジナルのオイル無しにするか
オイル
を染み込ませるか悩むところです。





イメージ 9
長年の使用で削れて大きく凹んでいました。
(右端の軸受け)

ひっくり反して元に戻します。








イメージ 4



ローターはバランスをとって丁寧な造りに
なっています。










イメージ 5

2本のボルトを止めて再構築は終了ですが、
苦戦はここからでした。


唸ります。

モーターの回転音とは別に低い周波数のウ
インウインという唸り音が消えません。





イメージ 6
本体から外してモーター単体で唸り音のない
ポイントを見つけても本体に取り付けると唸
ります。
それではと、目いっぱい強固に締め付けても
同じ結果です。









唸る時にはモーターのトルクが出ません。
トルクが出ない時はプーリーがテーパーになっているので位置を高くすれば事は足りますが、正しい設定
になっていない証拠であって面白くありません。





決め手になったオープンプライヤー

結論を急ぎます。(まとめ)
1. 2本のボルトを適度に止める。強度に締め込まない。
2. 本体に取り付ける。
3. ターンテーブルも取り付け、モーターも動作させたままオープンプライヤーで唸りの出ないポイント
を探す。
ポイントというのは下側のモーターカバーを取り付ける傾きです。下図  

イメージ 8
我が家ではアイドラの反対側(向かって右)
を広げて最適値を見つけました。この時にオ
ープンプライヤーを使います。

ボルトの止めが2箇所ですのでシーソーのよ
うな動きをします。

写真では右が広くなっていますが最適値です。
(ストロボを見ながら加減をすると分かりや
すい)

イメージ 7



この結果、唸りの出ないポイントでモーター
のトルクが最大になる。

さらに、トルクが最大になるとプーリーを下
の端まで落とした位置でピッチコントロール
のほぼ中央でストロボが同期する。








たまたま思いつきで上手くいったものの、これが正しい調整方である自信は全くありません。WEBで検
索をかけてもこの方法は見つけられませんでしたが、もしかしたらモーターの固有のクセかとも・・・

しかしボルトが2本しか無く、ボルトが目いっぱい締め付けられてなくシーソー状態であった事などから
この方法が間違いではないように思っています。

静かでトルクも最大になる調整が出来て結果オーライです。



Dual 1229 取扱説明書


パソコンの異音

$
0
0
パソコンの異音

パソコンから異音が出るようになりました。
16年ほど前の Micro-ATX のケースです。中身のマザーボードは13枚目ですがお気に入りのケースは
変わりません。

イメージ 1
安物ですが鉄板が厚くて頑丈なのです。












イメージ 2
電源のファンからの異音でした。
シールを貼っています。
これを剥がすと・・・










イメージ 3
真ん中にゴムのフタがあります。
これをとります。











イメージ 4
エンジンオイルをぶち込みました。












イメージ 5
シールを貼って完了です。
静かになりました。


この SFX電源もたしか 3台目?
ATX電源よりも高価ですしショップには置いて
いないか、タマがありません。
通販で買ったと思います。

今度はいつまで動いてくれるのでしょうか。








Dual 1229 steuerpimpel

$
0
0

やっちまった。
DUAL 1229 を弄って遊ぶつもりでしたが、壊してしまったようです。モーターの調子が出ません。
殻割り(分解)の際にローターを傷めてしまったように思います。最初から工具を使って優しくあつ
かうべきでした。弄り壊すのは久しぶりです。
ドナーを探して「にこいち」にするか、新たにモーターを確保しなければいけませんが、1229・1219
のモーター確保は難しそうです。さて、どうしましょうか。



steuerpimpel
そうこうやっているうちに、ドイツから steuerpimpel が届きました。
アーム横移動の心臓部です。
steuerpimpel 何と読むのでしょうか。シュトイアーピンプル ???


イメージ 1


セカイモン経由ですが安くありません。
経費込みで4,000円を超えましたので1
個 約2,000円です。




イメージ 7
この互換品を取り付けましたが、我が家の
「自作品」ほど調子が良くありません。アー
ムの横移動に失敗をします。















アームの横移動

この Dual 1229 はなかなか奥が深く、不調の際にどこを弄って良いのかが全く分かりませんでした。
機械的な自動演奏がウリですので、アームの横移動が円滑にいかないと魅力は半減します。

イメージ 6
このアームのパイプ・左側が庇のようにな
っていて、ここの裏側の滑りも影響してい
るように思います。シリコングリスを少し
塗って拭き取っておきます。

果たしてシリコンを塗るのが良かったのか?
オリジナルへの悪影響の心配です。






イメージ 2
マニュアルでは positioning sleeve
部品 No 200

最初はこれが良く分かりませんでしたが、ア
ームの横移動時の高さ調整で重要な調整箇所
のようです。

低すぎが良くないことは当然ですが、高すぎ
ても良くないことがやっと分かりました。

我が家では、ギリギリ低目に設定をしていま
す。針圧3.5グラムのテストで今のところ快調
に動作をしています。







Main Lever
アームの横移動にはもう1つ要素があって、それは Main Lever のヤスリ面です。

イメージ 3
Dual 1229 のマニュアルでは
Main Lever
になっています。

赤丸がヤスリ面です。









外国にはフォーラムがあって質問のスレッドをたてると親切に答えを出してくれるユーザーがいます。
非常に熱心です。
こんなのを見つけました。
ピンプルの下側に Main Lever があって、上面がヤスリ状になっているのですが、ここの摩擦面が劣化
した時の対処方です。3M Durapore テープを貼っているそうです。医療用のテープですね。

我が家オリジナルの Main Lever と 独製ピンプルでは3.5~4グラムの針圧が限界です。我が家のヤスリ
面の劣化です。普段は3グラム以上の針圧をかけないので良しとします。



遊んでみた
ここに2000番の「水やすり」を貼り、自作ピンプルに交換すると針圧5グラムでも動作をします。

イメージ 4
これの材質は、機能とピンプルの耐久性が
トレードオフになるので2000番の「水やす
り」が良いかどうかは何ともいえませんし、
もっと良いのがありそうです。

ドイツの方が使っている 
3M Durapore 医療
用テープも気になります。










覚え書き  ---------------------------------------------------------------------------

イメージ 5
Main Lever の左右勾配

始動に失敗 --- 左を上
勾配
戻りの失敗 --- 右を上
勾配

非常にデリケート 注意!!!



僅かに湾曲--中くぼみ
真平らにしたらキャノン互換インクのゴム栓
が動作した。





ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1

$
0
0

何かの拍子に YouTube で オーネットコールマンを聞いた。拍子抜けするほど聞きやす
かった。というより、かなりいける。
という事で、中古のレコード屋に行って買ってきた。1,300円。やや反っていたが問題
ない。
このレコードのジャケット写真は何十年も前から見ているが音楽を聴いたことは一度も
なかった。

フリー・ジャズ 開眼!?  ・・・した訳ではない。
このブログで何度も書いたが、フリー・ジャズは好きになれない。山下洋輔のレコードを
2年に1回ほど聞くが、まるで路上の殴り合いのように聞こえる。




ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1

イメージ 1
これはいけます。
このレコードは例外?
録音も良い。


A2 :
ヨーロピアン・エコーズ 
ピッピ  ポッポ  パッパ ペッペ プップ
パッパ ・・・が好き。

アルト、ベース、ドラムスのトリオ
だが、これにピアノが入ったらどうな
ってしまうのだろうと思ったりする。








デュアル 1229 モーターのその後

$
0
0

ジャンクなデュアルの 1229 。いろいろあったが現在は極めて快調に廻っている。しかし最初はひど
った。

モーターが静かでない。ストロボも微妙(ランダム)に左右に揺れる。
ターンテーブルの回転がやや渋い。
アームの水平軸の動きが悪く時々針飛びを起こす。

なにより音が悪すぎた。どんな印象かというと全部のレコードのピッチが上がったようにせわしなく聞
こえる。どっしり感とは無縁の低域がスカスカで切れがない。
もちろん デュアルの音が悪いというのではなくて、たまたまアームやらモーターが不調のハズレ固体
いう感触はあった。

思ったより華奢で重厚感はない。元々はリビングにポンと置いて音楽を楽しむ向きにぴったりサイズ
と雰囲気でさらにオートチェンジャー。ここが気に入れば素敵なプレーヤーで、音質がどうこうという
プレーヤーとは違うと思いながら、調子がでてくると今度は音質が気になる。カートリッジは最初から
シュアー M75B + EDⅡ (JICO互換針)から変えていない。交換が面倒で変えようという気にならない。
弄っているうちに良くなった。明るくて、ピアノやビブラホン、パーカッションのチリリンという金属
音などが大変美しく聞こえる。

ハウリングマージンが高い。高いというか多いというか大変良い。コイルスプリングで浮かしている
トーレンス TD126 MkⅢの時は悪かった。Dual は良く設計されている。

リビングにポンと置いて楽しむとは言っても動けばの話で、メカ音痴の方が1台目のプレーヤーに選ん
だらきつい。


不調モーター    その後

既存(オリジナル)のモーターは諦めて、アメリカから下位機種のモーターを取り寄せた。

イメージ 1
Dual 1229 の中古モーターはタマが少ない。
この時は無かった。

Dual 1218 用のモーター
セカイモン で落札。









このモーターが日本の税関を通過するころ不調(オリジナル)のモーターの原因が分かった。接触不良
でモーターの半分しか廻っていなかったこと。さらに内部の断線。
オリジナルのモーターは修理をするとウソのように快調にまわりだした。


Dual 1218 のモーターは 1229に使えたか。
オリジナルのモーター修理ができたので 1218のモーターは不要になったが、試に 1229に移植をして
みた。プーリーを交換すれば使える。ややトルクが弱い。
見た目は貧相でも静かにまわる。しかし、以上の経過で不要になった。




その他 細かいこと・・・


シェルの接触不良
カートリッジホルダーとアームの接触が良くない。

イメージ 2
アーム側の接触板の裏側にスペーサー
(0.1ミリ厚の紙)を入れると良くなった。














モーターの取り付け端子
イメージ 3この横7本の棒に差し込むようになっている
が、出来が良くない。
経年で端子が真っ黒になり接触不良を起こし
やすい。

サンドペーパーで端子を研磨し、モーター側
の端子はかしめて接触を強くした。








またまた
2日ほど前から、ストロボが点灯するのに時間(10秒)がかかるようになった。
修理はいつまでつづくのか。






モンブラン万年筆 インク漏れの修理

$
0
0

この15年ほどは使う事がなかった万年筆のインクを変えた。
今まではモンブランの黒を使っていたが、パーカーのブルーブラックにした。ブラックよりも万年筆ら
しさ・手書きらしさが出る。

イメージ 1
パーカーにしたのは特に理由がない。
昔、パーカーのブルーが好きだった。












インクを変えたのと同じタイミングで、モンブラン万年筆の胴と尻軸からインクが漏れるようになった。
40年ほど前に買った
モンブラン146 というモノ。25年近くは毎日のように使った。

今でも人気は衰えることがありません。



イメージ 2
    かに目を造る

分解掃除には必須の”かに目”をちゃっちゃと
造りました。









イメージ 3
先っぽが1ミリぐらいにサンダーで整えます。












イメージ 4
バラけました。



汚れは酷くありませんでしたが、あちこち
にザラッとしたインクカスがこびりついて
います。

それを丁寧にとっておきます。




イメージ 5
この中の空芯も汚れがいっぱい。












イメージ 6

インク漏れの原因はこれかもしれません。
ポンプにキズがついています。














シリコングリス

インク漏れには、「SEIKOシリコングリス」を使うと良いようです。
動粘度が500,000CS  防水
高価なものではありませんが、面倒なのでレコードプレーヤーのアームリフターで使ったシリコングリ
スを流用しました。

先ほどのキズの付いたポンプの周りにシリコンを塗ります。
ついでにネジヤマなど擦れる所はシリコンを塗っておきます。

イメージ 7


元に戻して完了ですが、さてどうでしょう。
シリコングリスの効果でインクの吸引が軽
くて滑らかになりました。


10日後に書き込みがなければ成功しています。











Shure V15 断線!?

$
0
0

DUAL 1229  にはシュアーのカートリッジが似合います。

イメージ 1
調子がほぼ完璧と言えるほどになりました
ので M75 から V15-Ⅲ に昇格します。
が、右側の音が出ません。












     Shure V15 断線!?


修理の方法がヒットしません。

取りあえず端子の先っぽにハンダを盛ってみました。以前にやった真空管の断線と同じ方法です。長時
間の加熱は要注意。駆体は樹脂です。

イメージ 2
直りました。
めでたしめでたし。

オークションでは人気の 白文字 。











DUAL 1229 のトーンアーム

とにかく40年前の製品です。デュアル10xxシリーズでは、グリースが硬化してトーンアームを動かす
のが難しいという問題を抱えているという指摘がありました。1229も似たようなものです。
化粧品の宣伝に「マイナス5歳肌」という謳い文句がありますが、普通に動作をしていても若返りの手
当てをし、要所に注油することが長寿命につながると思います。


アームの動作テスト

針圧の掛け方はダイナミックバランス。非常に高感度です。コンプライアンスの高いカートリッジとの
相性が良いのかもしれません。針圧をゼロにして息を吹きかけるとスッと横に流れます。

外国のサイトにテスト方法を書いています。横軸はアンチスケートのダイアルを0.5に合わせて右に流
れるかを見るのですが、我が家では0.4で右に流れます。

イメージ 3
縦軸も、つまようじの先っぽでアームが沈み
ます。
これほど敏感なアームは DENON DA-305 以
来です。










ハイコンプライアンス対応というのは好きではありませんが、残念ながら自動演奏とアームのメカニズ
ムはセットで代わりがありません。



Dual 1229の推奨カートリッジ。
    Shure V15タイプIII
    Shure M97XE
    スタントン681EEE
    オルトフォンOM10 / 20/30
    デノンDL-160

イメージ 4
オーバーハング

針先がアーム指掛けの真下辺りが適正とな
りました。


見た目は好みと違いますが、前過ぎてもいけ
ません。








マサチューセッツ / ビージーズ

$
0
0
高校生の時はラジオから流れる音楽が主な音源だった。ビルボードのヒットチャートを毎週わくわくし
ながら夢中で聞いた。

我が家の実家は、放送局から40Kmも離れているものだから音が良くない。5球スーパーラジオで時々
同期のずれる局をダイアルを廻して追っかけた。
高校を卒業して働きはじめた頃には、日本ではグループサウンドが盛んだった。良い音で音楽を聴きた
いという渇望があったにちがいない。
スパイダースも好きだったが、最初に買ったLPレコードはビージースだった。


マサチューセッツ / ビージーズ
レコードに昭和43年9月(1968年)と日付が書いてある。この年の春に就職をした。ここから昔の記
憶を辿ってみるが、覚えていない。
7月にボーナスを貰った。たぶんサンスイのレコードプレーヤー SR-2020 を買い、我が家での1枚目
か2枚目のLPレコードがこれだと思う。18歳の夏。

イメージ 1


このレコードを聞きながら思う。メロディーとハーモニーが美しく音域も高い方に寄っている。今でも
好きな傾向は変わっていない。
もう1つ思う事は、あの頃の音楽を聴くときのわくわく感はアンプやスピーカーが変わっても決して得
られない。

イメージ 2
このレコードのB1 「ワールド」もヒットし
た。
そのあと「ニューヨーク炭鉱の悲劇」が出た
がレコードは買えなかった。

さらに10年ほどしてディスコを席捲した「サ
タデー・ナイト・フィーバー」の音楽を出し
た時は驚いたが、好きな音楽はジャズに変わ
っていた。

デビュー当時は5人だったんですね。






DUAL 1229 (1219)モーターの分解と調整

$
0
0
優秀なSN

岩崎千明 氏の   DUAL 1229 評(ステレオサウンド 30号)で

「ターンテーブルの重量はなんと3・1kgと、マニュアルプレーヤーとして世界一というトーレンス
のそれに匹敵する。手もとのスウェーデンで発行されたカタログによれば(王立研究所の測定結果とし
て)デュアルの701DDターンテーブルつきとほぼ同じSN、ワウフラッターの優秀な数字が掲げら
れ、それはトーレンス125に優るとはいえ、劣ることはない。」

と、SNの優秀さを力説する評価になっています。

イメージ 1


40年ほど前の機械ですので不具合は出てきます。我が家での DUAL 1229 の第一印象は SNが良くない
ことでした。モーターも静かではありません。時々ノイズも出していました。


モーターの分解
という事でモーターの分解をしたのですが、とにかく苦戦しました。モーターの再構築にはそこそこ腕
に覚えがありましたが、モーターの癖がわかるまでどれだけ日数を費やしたことか。

イメージ 2

近所の車修理屋から借りてきた、このオー
プンプライヤーに助けられました。カバーを
開く時には力技で何とかなりますが、閉じた
あとの調整時にはこの道具が無いと完了しま
せん。掴むのではなく逆に広げるという必須
の工具です。








以下その概要


解体した下側の軸受け
トーレンスTD124の軸受けに似ていますが、大きな違いはオイルが全く無かったことです。メンテナン
スの為にオイルを注油する構造にもなっていません。TD124 ではピーナッツと呼んでいるスリーブもオ
イルレスメタルではなさそうです。
2台目の Dual-1229 にはオイルがありました。

フェルトにもオイルを染み込ませた形跡がなく、スリーブを半固定に支持する役目しか負っていないよ
うに見えます。

イメージ 3
右端の銅版で回転軸を直接受ける構造になっ
ています。




我が家は写真のようにオイルを使用しました
が、オリジナルのオイル無しにするか
オイル
を染み込ませるか悩むところです。





イメージ 6
長年の使用で削れて大きく凹んでいました。
(右端の軸受け)

ひっくり反して元に戻します。








イメージ 4



ローターはバランスをとって丁寧な造りに
なっています。










イメージ 5

2本のボルトを止めて再構築は終了です













2017-2-21
モーター不調の原因が分かった。接触不良でモーターの半分しか廻っていなかったこと。
さらに内部の断線。修理後は快調になりました。





Dual 1229 取扱説明書

パソコンの異音

$
0
0
パソコンの異音

パソコンから異音が出るようになりました。
16年ほど前の Micro-ATX のケースです。中身のマザーボードは13枚目ですがお気に入りのケースは
変わりません。

イメージ 1
安物ですが鉄板が厚くて頑丈なのです。












イメージ 2
電源のファンからの異音でした。
シールを貼っています。
これを剥がすと・・・










イメージ 3
真ん中にゴムのフタがあります。
これをとります。











イメージ 4
エンジンオイルをぶち込みました。












イメージ 5
シールを貼って完了です。
静かになりました。


この SFX電源もたしか 3台目?
ATX電源よりも高価ですしショップには置いて
いないか、タマがありません。
通販で買ったと思います。

今度はいつまで動いてくれるのでしょうか。








Dual 1229 steuerpimpel

$
0
0

やっちまった。
DUAL 1229 を弄って遊ぶつもりでしたが、壊してしまったようです。モーターの調子が出ません。
殻割り(分解)の際にローターを傷めてしまったように思います。最初から工具を使って優しくあつ
かうべきでした。弄り壊すのは久しぶりです。
ドナーを探して「にこいち」にするか、新たにモーターを確保しなければいけませんが、1229・1219
のモーター確保は難しそうです。さて、どうしましょうか。
               


steuerpimpel
そうこうやっているうちに、ドイツから steuerpimpel が届きました。
アーム横移動の心臓部です。
steuerpimpel 何と読むのでしょうか。シュトイアーピンプル ???


イメージ 1


セカイモン経由ですが安くありません。
経費込みで4,000円を超えましたので1
個 約2,000円です。





イメージ 8







イメージ 7
この互換品を取り付けましたが、我が家の
「自作品」ほど調子が良くありません。アー
ムの横移動に失敗をします。


アームの横移動

この Dual 1229 はなかなか奥が深く、不調の際にどこを弄って良いのかが全く分かりませんでした。
機械的な自動演奏がウリですので、アームの横移動が円滑にいかないと魅力は半減します。

イメージ 6
このアームのパイプ・左側が庇のようにな
っていて、ここの裏側の滑りも影響してい
るように思います。シリコングリスを少し
塗って拭き取っておきます。

果たしてシリコンを塗るのが良かったのか?
オリジナルへの悪影響の心配です。






イメージ 2
マニュアルでは positioning sleeve
部品 No 200

最初はこれが良く分かりませんでしたが、ア
ームの横移動時の高さ調整で重要な調整箇所
のようです。

低すぎが良くないことは当然ですが、高すぎ
ても良くないことがやっと分かりました。

我が家では、ギリギリ低目に設定をしていま
す。針圧3.5グラムのテストで今のところ快調
に動作をしています。







Main Lever
アームの横移動にはもう1つ要素があって、それは Main Lever のヤスリ面です。

イメージ 3
Dual 1229 のマニュアルでは
Main Lever
になっています。

赤丸がヤスリ面です。









外国にはフォーラムがあって質問のスレッドをたてると親切に答えを出してくれるユーザーがいます。
非常に熱心です。
こんなのを見つけました。
ピンプルの下側に Main Lever があって、上面がヤスリ状になっているのですが、ここの摩擦面が劣化
した時の対処方です。3M Durapore テープを貼っているそうです。医療用のテープですね。

我が家オリジナルの Main Lever と 独製ピンプルでは3.5~4グラムの針圧が限界です。我が家のヤスリ
面の劣化です。普段は3グラム以上の針圧をかけないので良しとします。



遊んでみた
ここに2000番の「水やすり」を貼り、自作ピンプルに交換すると針圧5グラムでも動作をします。

イメージ 4
これの材質は、機能とピンプルの耐久性が
トレードオフになるので2000番の「水やす
り」が良いかどうかは何ともいえませんし、
もっと良いのがありそうです。

ドイツの方が使っている 
3M Durapore 医療
用テープも気になります。










覚え書き  ---------------------------------------------------------------------------

イメージ 5
Main Lever の左右勾配

始動に失敗 --- 左を上
勾配
戻りの失敗 --- 右を上
勾配

非常にデリケート 注意!!!



僅かに湾曲--中くぼみ
真平らにしたらキャノン互換インクのゴム栓
が動作した。



モーターへの疑問  ------> 
ジャイロ効果
3M  デュラポア  テープ

タンテ軸受け:スラスト ベアリング

モーター軸受け  
スラスト
 
https://www.monotaro.com/g/00283396/





ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1

$
0
0

何かの拍子に YouTube で オーネットコールマンを聞いた。拍子抜けするほど聞きやす
かった。というより、かなりいける。
という事で、中古のレコード屋に行って買ってきた。1,300円。やや反っていたが問題
ない。
このレコードのジャケット写真は何十年も前から見ているが音楽を聴いたことは一度も
なかった。

フリー・ジャズ 開眼!?  ・・・した訳ではない。
このブログで何度も書いたが、フリー・ジャズは好きになれない。山下洋輔のレコードを
2年に1回ほど聞くが、まるで路上の殴り合いのように聞こえる。




ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1

イメージ 1
これはいけます。
このレコードは例外?
録音も良い。


A2 :
ヨーロピアン・エコーズ 
ピッピ  ポッポ  パッパ ペッペ プップ
パッパ ・・・が好き。

アルト、ベース、ドラムスのトリオ
だが、これにピアノが入ったらどうな
ってしまうのだろうと思ったりする。








Viewing all 197 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>