ジャンクなデュアルの 1229 。いろいろあったが現在は極めて快調に廻っている。しかし最初はひど
った。
モーターが静かでない。ストロボも微妙(ランダム)に左右に揺れる。
ターンテーブルの回転がやや渋い。
アームの水平軸の動きが悪く時々針飛びを起こす。
なにより音が悪すぎた。どんな印象かというと全部のレコードのピッチが上がったようにせわしなく聞
こえる。どっしり感とは無縁の低域がスカスカで切れがない。
もちろん デュアルの音が悪いというのではなくて、たまたまアームやらモーターが不調のハズレ固体
いう感触はあった。
思ったより華奢で重厚感はない。元々はリビングにポンと置いて音楽を楽しむ向きにぴったりサイズ
と雰囲気でさらにオートチェンジャー。ここが気に入れば素敵なプレーヤーで、音質がどうこうという
プレーヤーとは違うと思いながら、調子がでてくると今度は音質が気になる。カートリッジは最初から
シュアー M75B + EDⅡ (JICO互換針)から変えていない。交換が面倒で変えようという気にならない。
弄っているうちに良くなった。明るくて、ピアノやビブラホン、パーカッションのチリリンという金属
音などが大変美しく聞こえる。
ハウリングマージンが高い。高いというか多いというか大変良い。コイルスプリングで浮かしている
トーレンス TD126 MkⅢの時は悪かった。Dual は良く設計されている。
リビングにポンと置いて楽しむとは言っても動けばの話で、メカ音痴の方が1台目のプレーヤーに選ん
だらきつい。
不調モーター その後
既存(オリジナル)のモーターは諦めて、アメリカから下位機種のモーターを取り寄せた。
Dual 1229 の中古モーターはタマが少ない。
この時は無かった。
Dual 1218 用のモーター
セカイモン で落札。
このモーターが日本の税関を通過するころ不調(オリジナル)のモーターの原因が分かった。接触不良
でモーターの半分しか廻っていなかったこと。さらに内部の断線。
オリジナルのモーターは修理をするとウソのように快調にまわりだした。
Dual 1218 のモーターは 1229に使えたか。
オリジナルのモーター修理ができたので 1218のモーターは不要になったが、試に 1229に移植をして
みた。プーリーを交換すれば使える。ややトルクが弱い。
見た目は貧相でも静かにまわる。しかし、以上の経過で不要になった。
その他 細かいこと・・・
シェルの接触不良
カートリッジホルダーとアームの接触が良くない。
アーム側の接触板の裏側にスペーサー
(0.2ミリ厚の紙=薄い名刺)を入れると良
くなった。
モーターの取り付け端子
この横7本の棒に差し込むようになっている
が、出来が良くない。
経年で端子が真っ黒になり接触不良を起こし
やすい。
サンドペーパーで端子を研磨し、モーター側
の端子はかしめて接触を強くした。
またまた
2日ほど前から、ストロボが点灯するのに時間(10秒)がかかるようになった。
修理はいつまでつづくのか。