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デュアル 1229 モーターのその後

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ジャンクなデュアルの 1229 。いろいろあったが現在は極めて快調に廻っている。しかし最初はひど
った。

モーターが静かでない。ストロボも微妙(ランダム)に左右に揺れる。
ターンテーブルの回転がやや渋い。
アームの水平軸の動きが悪く時々針飛びを起こす。

なにより音が悪すぎた。どんな印象かというと全部のレコードのピッチが上がったようにせわしなく聞
こえる。どっしり感とは無縁の低域がスカスカで切れがない。
もちろん デュアルの音が悪いというのではなくて、たまたまアームやらモーターが不調のハズレ固体
いう感触はあった。

思ったより華奢で重厚感はない。元々はリビングにポンと置いて音楽を楽しむ向きにぴったりサイズ
と雰囲気でさらにオートチェンジャー。ここが気に入れば素敵なプレーヤーで、音質がどうこうという
プレーヤーとは違うと思いながら、調子がでてくると今度は音質が気になる。カートリッジは最初から
シュアー M75B + EDⅡ (JICO互換針)から変えていない。交換が面倒で変えようという気にならない。
弄っているうちに良くなった。明るくて、ピアノやビブラホン、パーカッションのチリリンという金属
音などが大変美しく聞こえる。

ハウリングマージンが高い。高いというか多いというか大変良い。コイルスプリングで浮かしている
トーレンス TD126 MkⅢの時は悪かった。Dual は良く設計されている。

リビングにポンと置いて楽しむとは言っても動けばの話で、メカ音痴の方が1台目のプレーヤーに選ん
だらきつい。


不調モーター    その後

既存(オリジナル)のモーターは諦めて、アメリカから下位機種のモーターを取り寄せた。

イメージ 1
Dual 1229 の中古モーターはタマが少ない。
この時は無かった。

Dual 1218 用のモーター
セカイモン で落札。









このモーターが日本の税関を通過するころ不調(オリジナル)のモーターの原因が分かった。接触不良
でモーターの半分しか廻っていなかったこと。さらに内部の断線。
オリジナルのモーターは修理をするとウソのように快調にまわりだした。


Dual 1218 のモーターは 1229に使えたか。
オリジナルのモーター修理ができたので 1218のモーターは不要になったが、試に 1229に移植をして
みた。プーリーを交換すれば使える。ややトルクが弱い。
見た目は貧相でも静かにまわる。しかし、以上の経過で不要になった。




その他 細かいこと・・・


シェルの接触不良
カートリッジホルダーとアームの接触が良くない。

イメージ 2
アーム側の接触板の裏側にスペーサー
(0.2ミリ厚の紙=薄い名刺)を入れると良
くなった。














モーターの取り付け端子
イメージ 3この横7本の棒に差し込むようになっている
が、出来が良くない。
経年で端子が真っ黒になり接触不良を起こし
やすい。

サンドペーパーで端子を研磨し、モーター側
の端子はかしめて接触を強くした。








またまた
2日ほど前から、ストロボが点灯するのに時間(10秒)がかかるようになった。
修理はいつまでつづくのか。







モンブラン万年筆 インク漏れの修理

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この15年ほどは使う事がなかった万年筆のインクを変えた。
今まではモンブランの黒を使っていたが、パーカーのブルーブラックにした。ブラックよりも万年筆ら
しさ・手書きらしさが出る。

イメージ 1
パーカーにしたのは特に理由がない。
昔、パーカーのブルーが好きだった。












インクを変えたのと同じタイミングで、モンブラン万年筆の胴と尻軸からインクが漏れるようになった。
40年ほど前に買った
モンブラン146 というモノ。25年近くは毎日のように使った。

今でも人気は衰えることがありません。



イメージ 2
    かに目を造る

分解掃除には必須の”かに目”をちゃっちゃと
造りました。









イメージ 3
先っぽが1ミリぐらいにサンダーで整えます。












イメージ 4
バラけました。



汚れは酷くありませんでしたが、あちこち
にザラッとしたインクカスがこびりついて
います。

それを丁寧にとっておきます。




イメージ 5
この中の空芯も汚れがいっぱい。












イメージ 6

インク漏れの原因はこれかもしれません。
ポンプにキズがついています。














シリコングリス

インク漏れには、「SEIKOシリコングリス」を使うと良いようです。
動粘度が500,000CS  防水
高価なものではありませんが、面倒なのでレコードプレーヤーのアームリフターで使ったシリコングリ
スを流用しました。

先ほどのキズの付いたポンプの周りにシリコンを塗ります。
ついでにネジヤマなど擦れる所はシリコンを塗っておきます。

イメージ 7


元に戻して完了ですが、さてどうでしょう。
シリコングリスの効果でインクの吸引が軽
くて滑らかになりました。


10日後に書き込みがなければ成功しています。











Shure V15 断線!?

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DUAL 1229  にはシュアーのカートリッジが似合います。

イメージ 1
調子がほぼ完璧と言えるほどになりました
ので M75 から V15-Ⅲ に昇格します。
が、右側の音が出ません。












     Shure V15 断線!?


修理の方法がヒットしません。

取りあえず端子の先っぽにハンダを盛ってみました。以前にやった真空管の断線と同じ方法です。長時
間の加熱は要注意。駆体は樹脂です。

イメージ 2
直りました。
めでたしめでたし。

オークションでは人気の 白文字 。











DUAL 1229 のトーンアーム

とにかく40年前の製品です。デュアル10xxシリーズでは、グリースが硬化してトーンアームを動かす
のが難しいという問題を抱えているという指摘がありました。1229も似たようなものです。
化粧品の宣伝に「マイナス5歳肌」という謳い文句がありますが、普通に動作をしていても若返りの手
当てをし、要所に注油することが長寿命につながると思います。


アームの動作テスト

針圧の掛け方はダイナミックバランス。非常に高感度です。コンプライアンスの高いカートリッジとの
相性が良いのかもしれません。針圧をゼロにして息を吹きかけるとスッと横に流れます。

外国のサイトにテスト方法を書いています。横軸はアンチスケートのダイアルを0.5に合わせて右に流
れるかを見るのですが、我が家では0.4で右に流れます。

イメージ 3
縦軸も、つまようじの先っぽでアームが沈み
ます。
これほど敏感なアームは DENON DA-305 以
来です。










ハイコンプライアンス対応というのは好きではありませんが、残念ながら自動演奏とアームのメカニズ
ムはセットで代わりがありません。



Dual 1229の推奨カートリッジ。
    Shure V15タイプIII
    Shure M97XE
    スタントン681EEE
    オルトフォンOM10 / 20/30
    デノンDL-160

イメージ 4
オーバーハング

針先がアーム指掛けの真下辺りが適正とな
りました。


見た目は好みと違いますが、前過ぎてもいけ
ません。








マサチューセッツ / ビージーズ

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高校生の時はラジオから流れる音楽が主な音源だった。ビルボードのヒットチャートを毎週わくわくし
ながら夢中で聞いた。

我が家の実家は、放送局から40Kmも離れているものだから音が良くない。5球スーパーラジオで時々
同期のずれる局をダイアルを廻して追っかけた。
高校を卒業して働きはじめた頃には、日本ではグループサウンドが盛んだった。良い音で音楽を聴きた
いという渇望があったにちがいない。
スパイダースも好きだったが、最初に買ったLPレコードはビージースだった。


マサチューセッツ / ビージーズ
レコードに昭和43年9月(1968年)と日付が書いてある。この年の春に就職をした。ここから昔の記
憶を辿ってみるが、覚えていない。
7月にボーナスを貰った。たぶんサンスイのレコードプレーヤー SR-2020 を買い、我が家での1枚目
か2枚目のLPレコードがこれだと思う。18歳の夏。

イメージ 1


このレコードを聞きながら思う。メロディーとハーモニーが美しく音域も高い方に寄っている。今でも
好きな傾向は変わっていない。
もう1つ思う事は、あの頃の音楽を聴くときのわくわく感はアンプやスピーカーが変わっても決して得
られない。

イメージ 2
このレコードのB1 「ワールド」もヒットし
た。
そのあと「ニューヨーク炭鉱の悲劇」が出た
がレコードは買えなかった。

さらに10年ほどしてディスコを席捲した「サ
タデー・ナイト・フィーバー」の音楽を出し
た時は驚いたが、好きな音楽はジャズに変わ
っていた。

デビュー当時は5人だったんですね。





Dual 1229 2台目 修理 顛末記(まだ編集中)

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ユナイテッドキングダム・オブ・グレートブリテン。UKから2台目の Dual 1229がやってきた。

Dual のレコードプレーヤーは日本での中古相場が高すぎる。動作品で3~4万円が相場だと思う。外国が安いからといってeBye で取り寄せると送料が 13,000円ほどかかるので余程安い落札価格でないと金額が合わない。

最初から転売する目的で、弄って遊べたら満足だけれども買った価格で売れない可能性もある Dual の中古はリスクを伴う。今回の 1229 もややギャンブルで動作確認をしていないものだった。

イメージ 1

2台目だからとなめていたがやはり今回も苦戦した。


5年前にはもっと安くて大量にあったが、近年は価格が上がっている。
前のように1ドル80台なら競争力がついてメリットがあるが。






届いた dual 1229 はやはり動かなかった。しかし使用頻度が少なく長い間使っていない様子だった。
見た目はけっこう綺麗。連続演奏の長いスピンドルは付いていなかったが問題はない。

イメージ 2
専用のカートリッジアダプタが付いているのは嬉しい。
これが結構な値段で、Dual の弱点の1つだと思う。










1日目

速度切り替えレバーが固まって動かない。
33、45、78 の速度切り替えが効かない。そういえば eBye でも左のレバーが無いのを何度も見かける。こういう事か。
取りあえず無理をしないこと。無理をすると折れてしまいそう。


イメージ 3さて、どうするか。

ミシンオイルを流し込んで固まったグリスを溶かしながら可動部を徐々に動かしていく。やがて全体が動くようになった。

本来は力を入れなくてもスコッっとレバーは切り替わる。






レバーの可動部だけでなく、他のグリスも固まって白い粉末になっている。あちこちにミシンオイルを流し込んで1夜寝かせてことにした。


モーターの結線
欧州から来た Dual は200V結線になっていた。それにしてはプラグが米国(日本)仕様になっていたのは意味が分からない。モーターのプーリーを手で廻すと動く。壊れていない様子。

結線を日本(100V)仕様にやり変えた。このモーターは100Vの2巻き線になっていて200Vはシリーズ接続、100Vは並列接続で使うようになっている。

イメージ 4
東志輸入の1台目は電圧切り替えスイッチがあったが、2台目は端子台で接続の入れ替えをする方法になっている。













イメージ 5
ついでにカラ割りをしてオイルを注油。
1台目の時はオイルが全く無かったが、今回は少し残っていた。やはりオイルは必要なのだ。
それにしても、モーターを開くのに力が要る。

モーターは回るようになった。







イメージ 9
参考データ : プーリーの寸法










2日目
難解な自動演奏のメインレバー
古いグリスを取り、ミシンオイルで徹底的に洗浄をしたら取り合えず使えるようになった。
自動演奏に必要なメインレバーの洗浄をし、新品の
シュトイアーピンプル(乳首)に付け替えて、いざスタート・・・????       起動も終了も自動でアームが動きません。

イメージ 6

(メインレバーなどの調整)

洗浄中のメインレバー

次に加工(試行錯誤)をするのですが
上のザラザラしたヤスリ面を傷めないようにペンチで加工。

精度は 0.5ミリ単位のデリケートな作業です。




イメージ 8


調整後のメインレバー
(その1)
ポイントは2つ。まず湾曲させること。中央が1番低い位置にあること。

中央より右側の湾曲がアームの戻り具合を左右する。右端の角度を急にした方が好結果。
イメージは「
ピンプル(乳首)を真ん中で捕らえ左に向かってすくい上げる





イメージ 7

調整後のメインレバー(その2)
中央より左側(起動はここ)の調整。ベロを出したように僅かに下に曲げる。
コツは正面(上の写真)から見て左側をやや上向きに湾曲させながら、なおかつ写真のように下向きに曲げる事。
イメージは「ピンプル(乳首)を真ん中で捕らえて前に突き出しながら右に寄せる」


上の白いのは
シュトイアーピンプル(乳首)



4日目
終わらなくなった
オート演奏がそこそこになってきた頃から止まらなくなった。終了が出来ない。アームが戻った後も終了作業を繰り返す。

やっと原因を突き止めた。簡単に言うとグリスの取りすぎで起動・終了のトリガーがふらふらになって安定しなくなった・・・事だと思う。

イメージ 10
英文で意味が良く分からないが、ここだと見当をつける。

162 163 のパーツがふらふらになってはいけない。












イメージ 11実際には、真ん中のプラスチックギアの見難い場所にパーツがあって、ここら辺にグリスを塗りたくったら直ってしまった。

グリスを取ってはいけない箇所もある。










5日目
アームがドブに落ちる

カートリッジの真下にある隠し調整ネジで最大調整しても、オートでカートリッジがレコードのヘリまで届かない。

イメージ 12
結論を言うと、レコードサイズを切り替えるバーに繋がっている(写真左 <------  )
カートリッジの真下にある隠し調整ネジにプラスチックのスリーブ(蛍光ペンを加工)を巻いたら解決した。LP・ シングルレコード共に外周に落ちてくれる。

もっと良い方法があるかもしれない。


 




調整はほぼやり尽くし、快調に動作をしている。
あと、アースの問題もあって、それは別項で・・・

アウト・トゥ・ランチ/エリック・ドルフィー

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アウト・トゥ・ランチ/エリック・ドルフィー

レコードを聴くには良い季節になって毎日スイッチを入れている。ここの所はやや飽きてきた。
朝から聴くレコードは限られていて、我が家では数の少ないバッハやモーツワルトに手が伸びる。ジャズではどうかと言えば、ビル・エバンスがぴったりくる。

今でも年に10枚ほど中古のレコードは買ってくるのだけれどハズレが多い。ジャケット、演奏者を見て買っても家に帰って聴いてみるとがっかりする。



去年買った当たりのレコード アウト・
トゥ・ランチ OUT TO LUNCH

イメージ 1

ジャズを聴き始めたころエリック・ドルフィーが流行っていた。流行っていたといっても SJ誌で多く取り上げられていて、何枚かのレコードは買ったがこの有名な OUT TO LUNCH は入っていなかった。













シロートがレコード評・・・のような事は書けないが、何とも不思議な、不思議というのは何かの拍子に、例えば仕事をしている真っ最中に頭の中にリズムが流れる。
この不思議な感覚は、オリバー・ネルソン 「ブルースの真実」でも感じる。

ピアノがいません。私が感じる不思議な感覚はボビー・ハッチャーソンの造り出す音の世界のようです。やたらと音数の多い(上手いとおもうけれども)トニー・ウイリアムスは好きではありませんが、ここではトニー・ウイリアムスがとても良い。

エリック・ドルフィーが死ぬまで貧しかった事を最近知り、ちょっと悲しくなりました。


Freddie Hubbard (tp)
Eric Dolphy (as, fl, bcl)
Bobby Hutcherson (vib)
Richard Davis (b)
Tonny Williams (ds)

[録音]1964年2月25日

DUAL 1229 アースの事

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久しぶりに TUTAYA に行ったら CDレンタルのブースが消えていた。
う~ん   何とも。CDは聴かないとはいっても、なぜか淋しい。



DUAL 1229 のアースの事

レコードプレーヤーでアースの事は気にかけた事もありませんでした。大抵の場合はプレーヤーから RCAピンケーブルとアース線をプリアンプに繋げば終わりですが、DUAL はそうかいかない。(・・・いかなかった)そもそも標準でアース線の引き出しがありません。
MMカートリッジでは素(オリジナル)のままで問題なかったが、MCに変えてトランスを入れるとかなりのハムが出る。


イメージ 1これのようです。

RCA の端子のそばで片側をグランドに落としています。このままでは「シールド線の両側接地」になっていますので、アース線をニッパで切りはなします。








イメージ 3

そして、駆体からアース線を単独で引いてMCトランスに繋いで作業は終了です。
ハムは出なくなりました。











という事でしばらく聴いていたのですが、アームの指掛けを触るとハムが出ています。小音量では気がつきませんでしたが VRを目いっぱい上げるとこの症状が出ます。気になって調べてみると、やはり片側がどこかでアースされているようです。



イメージ 4

       今度はここでした。

カートリッジの付け根で分かりにくいですが、左から2番目と真ん中が繋がっています。真ん中がアースです。ここも切り離しました。










この(DUAL 1229)アースの取り方をWEBで探しましたが見つかりませんでした。分かったのは、ハムというのは「ハミング」の事のようで、ハミングとは何と素敵な呼び方で1つ勉強になりましたが、呼び方が可愛かろうが微弱だろうが指掛けを触ったぐらいでハムが出てはいけません。

難しい理論はわかりませんが、「アースのループを作ってはいけない」事だろうと思います。微弱な信号経路のアースは微妙です。

イメージ 5

先日も、プレーヤーとプリアンプのRCAケーブルをモガミに変えようとして失敗しました。盛大にハムが出ます。線が太すぎて外側同士が接触したのが原因でした。











謎のベアリング

少し前、整備が終わったあとポツンと1個だけ3ミリほどのベアリングが落ちていました。

イメージ 6
出所が分からず放置していましたが・・・












イメージ 2



暫くして eBye に出ているこれを見てピンときました。パーツ#216-846から修復場所が特定できます。アームの下辺りです。










イメージ 7
我が家のゴムスリーブは弾力が無くなり割れていました。













   応急手当

弾力のあるゴムを探しましたが見当たりません。

イメージ 8

ホームセンター、ダイキ で燃料ホースを確保。10cmの切り売りで30円です。

切って使います。必要なのは幅5ミリ程です。








イメージ 9
写真だけでは分かりにくいですが、真ん中のピンクの半透明が修復箇所。シングル・マルチ切り替えのストッパーのようです。

レバーの下側の軸にベアリングが2個あって、ベアリングが外れて落ちないよう外側から締め付けています。燃料ホースで機能的にはピタリですが問題は耐久性です。









出来ることは大体終わったようで、あと気になるのはキャビネット(木箱)ぐらいです。木工は我が家の得意分野ですので、夏までには形にしたいと思います。


本田竹彦と渡辺貞夫「スイス・エア」のことなど

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若い時の引越し騒動で50枚ほどのレコードを失くした。ステレオを再開(このブログを始めたころ)したあと数枚のレコードを中古で買いなおした。

真っ先に買ったのが、トミー・フラナガンの「オーバーシーズ」
ほかに オスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」
シェリー・マン「マイ・フェア・レディ」など

若い当時といえば、マイルスは電化サウンドの真っ最中で、ほかにはジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターのウェザー・リポート。CTIレコードの聴きやすいジャズが流行っていた。 早々に確保したウェス・モンゴメリーの「フルハウス」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」など。中古のレコード屋でこの系のレコードを見かけるけれども、残念ながらもう一度買おうと言う気になれない。


そんな中で本田竹彦のレコードが数枚あって、
この2枚を確保した。
紛失したレコードの買いなおしです。
 
イメージ 1
「本田竹彦の魅力」        1969年










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「THE TRIO / ザ・トリオ」 1970年

若い時ちょっと本田竹彦に嵌まっていたこと、レコードの価格が1,500円というのも金欠の時代にはうれしかった。「本田竹彦の魅力」が初リーダー作のようで、私が20歳の時。とにかく懐かしい。






こういう流れで、本田竹彦を中心に 1972年録音の「This Is Honda」とか渡辺貞夫との共演を聞いている中に 渡辺貞夫「スイス・エア」があった。もちろん本田竹彦も参加している。

話は変わるが私が行く中古のレコード屋は、日本人のレコードに「和ジャズ」という名前をつけている。以前はなかったので最近だと思う。Wiki で「和ジャズ」を検索してもヒットしない。それは良いとして、中古市場でレコードに高値がついていてもプレーヤーの懐(収入)に全く関係がないどころか、高値がつくことは売れなかった事の証でもある。本田竹彦もすでに鬼籍に入っている。いまさら「和ジャズ」とか名前をつけて持ち上げられても・・・

私は40年前に本田竹彦のリーダーアルバムを4枚買いましたからね!!



渡辺貞夫「スイス・エア」

スイスのモントルージャズフェスのライブで 1975年7月18日録音。これは良い。自分的にはこの春一番の再発見レコード。(これは中古の買い直しではありません)

イメージ 3
というのも、この春は DUAL 1229 がお気に入りで音楽三昧なのですが、最近はダレてきたのと気候が良いものだからレコードを廻しながら眠ってしまっていました。その眠気を吹き飛ばしてくれたのが「スイス・エア」です。

バリバリ吹きまくるナベサダのアルトに引き込まれます。本田竹彦もB面がもとても好きです。






昔、渡辺貞夫は若い子にも人気があった。職場の若い女子(美人のみえちゃん)は結婚式の入場曲に「カリフォルニア・シャワー」を使ったりしたほど。
この系列のフュージョンと言われた音楽は、昔は大好物だった。この歳になった今でも嫌いではないが聴きいってしまうほどでもない。

それに比べて、最近まであまり好きではなかった「スイス・エア」に聞き入ってしまった。渡辺貞夫のレコードで「パストラル」などは昔も今も好きな事に代わりがないが、まったりとした気候のなかで聴くと眠くなる。

好みは歳や気候とともに変わる。秋になったら「パストラル」が一押しになるかも。



瀕死のVV30B

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VV30Bがとうとう死んでしまった。

数日前から少し音が変だとは感じていて、レコードプレーヤーを疑ってゴミやら針圧やらインサイドフォースのバイアスやらを弄っていたが、まさか真空管がいかれたとは想像もしていなかった。

今でこそ人気がない VV30B は、デビュー当時はそこそこにもてはやされた時代もあった。それほど悪い真空管ではないと思い長いあいだ使ってきた。

イメージ 1
フィラメントが切れている。4発エンジンのうち1発だけで飛んでいるようなものですが、それでも本調子ではないけれども音は出る。





イメージ 2





後学のために電流値を計ってみると50mA 流れていた。正常な片側は65mA。
完全に死んでいるのではないが、瀕死状態でひときわ明るく輝いて、最後の力を振り絞っているように見えて痛々しい。









我が家は天邪鬼なところがあって、人気がないからムキになって使っていたという事も少しある。

イメージ 4
我が家に来てからもう20年を越している。
ここ7年ぐらいは毎日のように働いた。

これだけ付き合いが長いと、情がうつってしまい淋しいけれども VV30Bは終わりにしようと思う。






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このアンプは、もともとは GEC DA30 用に造ったもので、トランスはすべてタムラ。
シャーシはボンデ鋼板 1.6ミリで箱をつくり、部品用の開口したあとサンドブラスト加工、銅メッキ、塗装と、我が家の渾身の作でこの歳になるともう2度と出来ないし、正直にいうと重すぎる。

塗装も
新藤ラボラトリーのイメージ 3広告の色見本をもっていって合わせてもらった。





これが最後です。 DA30 に戻す予定です。












オスラム DA30
「WE300B よりも音が良い」と書くと面倒になりますので「こっちの方が好き」と書いておきますが、知人で非常に耳の良い H先生は「DA30の方が良い」ときっぱり言い切ります。DA30も初期のナス型が良いという噂ですが、我が家は後期のドーム型です。

Dual 1229 ピンプル代替え アースのことなど

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Dual このコンパクトなサイズが好きです。自分がレコードプレーヤーのデザイン設計を頼まれたら一度はやってみたくなります。

テクニクスがDDモーターに
リニアトラッキングトーンアームを組み込んで SL-10 というジャケットサイズを作りましたが思想は似ているように思います。







本日のお題その1  ピンプル代替え 決定版?

正式には steuerpimpel で、アームを運ぶ動作のキモです。
分かりやすくピンプルと呼びます。

熱収縮チューブを使った例などを参考にして試しましたがイマイチでした。
代替えの良いのが見つかりました。電気工事の屋内配線に使う VVF ケーブル 2ミリです。

イメージ 2我が家が趣味でやっている電気工事の材料が使えたのは「灯台元暗し」でした。VVFケーブルには 1.6ミリ、2ミリ、2.6ミリなどがあり、2ミリを使用。









イメージ 3

5ミリほど切った白い外皮をそのまま使っています。取り付ける芯が2ミリですのでぴったりです。先端は心棒から1ミリ出します。










Dualユーザーの必需品でありながら消耗品のピンプルを売っているところがなくて、eBye で取り寄せると1個 2,000円ほどになります。ぜひVVF ケーブル 2ミリを試してみてください。我が家では今のところ絶好調です。

本日のお題その2   アースの事

前回のブログの変更です。

RCA端子近くのシャーシアースを切り離していましたが元に戻し同時に単独のアース線を撤去です。
シャーシのアース(オリジナルのまま)と単独のアース線の両方をやるとハムが出てしまいます。

現状は、シェルの付け根のアースは前回どおり切り離したままにしています。
最近はオリジナル尊重、手を加える事を忌み嫌う傾向があることを承知で変更をしています。アーム内部の配線が極細のシールド線になっていて、オリジナルはRCA端子付近とシェルのつけ根とが両側接地になっていて良くないです。前回のブログ

ジャズ喫茶 アルテック

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ジャズが好きになったのは、間違いなく「アルテック」という喫茶店だった。いまさら紹介をしても、昨年10月に閉店をしてしまっている。

イメージ 1我が家には思い出とともに1個のマッチが残った。












今朝、なにげなくWEBをパトロールしている内に facebook ”アルテック 喫茶店”でヒットしてとにかくなつかしい。43年間やっていたらしい。
https://ja-jp.facebook.com/pages/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF/213813635406131

この店とは馴染みが深く、オーナーの青山さんが開店前に高知県庁の労政訓練課(だったと思う)にいたときから知っていた。店の開店直後から常連の1人になった。前に住んでいたいた家は店から1分の場所だったし、青山さんの自宅と今住んでいる家も近い。

店名はスピーカーで、アルテックA7 が開店以来変わる事はなかった。青山さんは真空管アンプが好きで、「やりゆうかえ」とたまに声をかけてもらったことがあったが、我が家も真空管アンプのファンだと知っていて「アンプを造っているか」という意味だった。
マイルスが好きになったのもアルテックが原因で、最初の頃はその日の最後のレコードがマイルス・デイビス「バグス・グルーヴ」をかけていたので自然と好きになっていった。最初はレコードをまわしていた。ターンテーブルはガラード401で、アンプはWE300Bのシングル。

常連とはいっても行くのは月に2~3回だった。閉店後半年が過ぎたが、生活のリズムが狂っていると感じるときがある。仕事が3時に終わって、家に帰るには少し早い時なんかにちょいと寄っていたが今はない。


ジャズランド 創刊号 100人のミュージシャン

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ぼろぼろになったが記念すべき創刊号ということで捨てずにおいている。

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昭和50年(1975年)8月1日発行で、特集は「新ジャズ辞典・100人のミュージシャン・1000枚のレコード」。
イメージ 2



日本人が少ない。秋吉敏子、日野皓正、菊池雅章、佐藤允彦、渡辺貞夫、山下洋輔 の6人だけ。
大御所の雑誌では「スイング・ジャーナル」があったが、まだまだジャズに人気があった時代だから新刊の発売に至ったことだと思う。

1975年と言えば TBM がすでに50番台になっているし、新たに“イースト・ウィンド”が参入したのが ’75年。TRIO もすでにジャズのレコードを出していた。










何が言いたいかといえば、前回のつづきで「和ジャズ」とか言っているけれども、当時の扱いはこの程度だった・・・ということ。選んだのは編集部の思惑があったのだろうとは思いますが、この名前を出すならもっと正統派のジャズを演っていた日本人がいっぱいいたし・・・・・・・・・
ほんとの所は、レコード会社が力を入れてなかったのかな・・・
などと、素人ながら色々と想像してしまいます。         はい、おしまい!

「ジャズランド」が選んだ 100人。右の数字は紹介のページ数。
まだまだフリーに人気があったのか、そっち系の名前が多く、時代を反映しているように思います。(索引がなかったので、こつこつ拾いました)


キャノンボール・アダレイ  2
秋吉敏子                       1
ルイ・アームストロング    3
アルバート・アイラー      2
チェット・ベイカー         1
ゲイリー・バーツ           1
カウント・ベイシー        3
ハン・ベニング             1
アート・ブレイキー        2
ポール・ブレイ             2
レスター・ボウイ          2
ジュージ・ベンソン        1
ダラー・ブランド          1
クリフォード・ブラウン    2
アンソニー・ブラクストン  1
マリオン・ブラウン        1
デイヴ・ブルーベック      2
ドナルド・バード           2
ゲイリー・バートン        1
チャーリー・クリスチャン  1
ドン・チェリー              2
ソニー・クラーク          1
オーネット・コールマン    3
ジョン・コルトレーン      4
チック・コリア            2
スタンリー・カウエル      1
ビリー・コブハム          1
ノーマン・コナーズ        1
ジャック・ディジョネット  1
マイルス・デイビス        4
エリック・ドルフィー      2
ケニー・ドーハム          2
デューク・エリントン      3
ビル・エバンス            3
ギル・エバンス            2
アート・ファーマー        1
トミー・フラナガン        1
エラ・フィッツジェラルド  2
スタン・ゲッツ            2
ディジー・ガレスピー      2
レッド・ガーランド        1
ベニー・グッドマン        3
デクスター・ゴードン      2
ミルフォード・グレイヴス  1
アンドリュー・ヒル        1
チコ・ハミルトン          2
ハービー・ハンコック      2
コールマン・ホーキンス    2
アール・ハインズ          2
日野皓正                  1
ビリー・ホリディ          3
フレディ・ハバード        2
ミルト・ジャクソン        2
キース・ジャレット        2
ジェイ・J・ジョンソン     1
クインシー・ジョーンズ    1
エルヴィン・ジョーンズ    2
サド・ジョーンズ          1
ウイントン・ケリー        1
スタン・ケイトン          3
菊池雅章                  1
リー・コニッツ            2
ローランド・カーク        1
スティーヴ・レイシー      1
ブッカー・リトル          1
シェリー・マン            1
マイク・アントラー        1
ジョン・マクラフリン      1
ジャッキー・マクリーン    3
チャールズ・ミンガス      3
セロニアス・モンク        3
ウエス・モンゴメリー      1
リー・モーガン            1
ジェリー・マリガン        1
サニー・マレイ            1
ファッツ・ナヴァロ        1
チャーリー・パーカー      3
アート・ペッパー          1
オスカー・ピーターソン    2
バド・パウエル            3
ソニー・ロリンズ          3
マックス・ローチ          2
サム・リヴァース          1
佐藤允彦                  1
ファラオ・サンダース      1
アーチー・シェップ        3
ウエイン・ショーター      2
ズート・シムス            2
ソニー・ステット          2
ホレス・シルバー          1
サン・ラ                  1
セシル・テイラー          3
チャールス・トリバー      1
マッコイ・タイナー        2
マル・ウォルドロン        2
渡辺貞夫                  1
アンソニー・ウイリアムス  1
フィル・ウッズ            1
山下洋輔                  1
レスター・ヤング          3

音質の変化に敏感なスピーカー

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実家から大昔の古本を回収して、暇にまかせてポツポツと目を通しているうちに面白い記事をみつけた。
「アンプとは水をあじわうようなもの」というタイトルがついた富田嘉和氏の記事。(ラジオ技術 1977-9月号:144頁)

イメージ 1真空管ではなくて半導体の作者だったので読み飛ばしていたのか読んだ記憶がない。

富田嘉和氏の記事で興味をひいたのは、アンプを水にたとえて、「水の追求、つまりアンプの音質の追求に欠かせないものは鋭敏な感受性、アンプの場合は音質の変化に敏感なスピーカ・システムでしょう」と書いている。
その条件は、「広帯域のシングル・コーンか中域の帯域の広い3wayが最も適している 」と。
富田氏はさらに、同じに作ったはずのアンプの音の違いはもとより、抵抗などの部品の違いを聞き分けられるようになったと書いてる。


タンノイ名人 H先生のこと
これも大昔になってしまった。タンノイを鳴らしている H先生と親交が深まり真空管アンプを造って遊んでいる内に、先生宅のタンノイを鳴らす真空管アンプの整流管を差し替えて音の違いに驚いた。
噂に聞いていた「真空管の音の違い」を始めて経験した貴重な体験だった。さらに、にわかには信じられないかもしれないがドライバートランスを巻いた製作者によって僅かに音の差があったこと。

この H先生宅での忘れられない体験と富田嘉和氏の意見とは少し違う。それはタンノイが同軸2Wayでクロスオーバー周波数が1KHzであること。
アンプの音の違いを鳴らし分ける経験をしたスピーカーにアルテックA7 があったが、これもクロスオーバー周波数は800Hzだった。いずれも中域のど真ん中にクロスオーバー周波数がある。つまり中域の帯域は広くない。

敏感なスピーカがある事は以前から思っていて、それは中・高域が高能率な、金属の振動板を持つコンプレッショんドライバーだと思っていた時期もあった。しかし、グッドマンやラウザーのフルレンジの評判を読むとそれも違う。
ラジオ技術誌にクオード22 の真空管アンプを発表していた三浦軍志氏は TQWT の箱に僅か10cmのフルレンジを使って真空管やコンデンサーの音の違いを聴き分けていた。

我が家のスピーカーは ディナウディオの2way。雰囲気の違いは分かるけれども部品の違いに敏感なスピーカーとは違う。(・・・と思う)
自分の駄耳を棚にあげて、それをスピーカーのせいにするのもどうかと思うが・・・というより「音質の変化に敏感な耳」というのも確かにある。
駄耳のおかげで音を聴くより音楽を聴く事を主にしたため、聴いた事がない音楽でもジャッキー・マクリーンが吹いているのだと分かる程度になったので全てが悪いのではないと思いながら振り出しに戻って、それでは「音質の変化に敏感なスピーカー」とは何だろう。



久しぶりの TD124

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DUAL 1229 をとうとう壊してしまった。補修部品を確保するまでトーレンス TD124 の出番となった。振り替えってみると今年の正月早々から DUAL と遊んでいたことになる。

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久しぶりのトーレンス。
操作が少しちがうのでとまどう。
蜜蝋ワックスを塗ったキャビネットが馴染んできている。

自慢はスイッチ・ポンでたちまち定速になる。
初夏だから初速はわずかに速い。








コンテンポラリー

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昔、買ったはずなのに見当たらないレコードがあって、改めて中古レコードを求めた。
シェリー・マン 「マイ・フェア・レディ」

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このジャケットは、何度もステレオの雑誌に登場した記憶がある。40年ほど昔のステレオの雑誌はアンプやスピーカーなどの技術解説とレコードの紹介があって、録音の良いレコードではオスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」があったが、「マイ・フェア・レディ」もその線での紹介だったような気がする・・・






ということで以前から気になっていた謎を解くために検索をかけてみると割と簡単にヒットした。
アメリカ西海岸、コンテンポラリーレーベルが自前のスタジオで初期の「ステレオ実験レコード」ということで、STEREO RECORDSというサブ・レーベル(レーベルは「黒」または「深緑」)から出したものだと分かって1件落着。
やはり録音が良いということで評判になったようだ。

これ以上は言及しない。というか関心がない。録音の良し悪しはレコードを聴けばわかるが、プレスした時期によって音が違うとかまでは興味がない。ブルー・ノートとプレステッジの録音が同じルディ・ヴァン・ゲルダーだった事を知ったのはつい最近の事。

イメージ 2
あまり関心がないとはいっても、ハンプトン・ホース、ソニー・ロリンズ、アート・ペッパーがブルー・ノートやプレステッジと違う録音スタジオだと意識して聞くとまた違った楽しみ方がある。


シェリー・マン 「マイ・フェア・レディ」録音:1956.8







DUAL 1229 アームリフト Cueing Damper 修理

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アームがゆっくり降りない。オートで演奏するときストンと落ちてレコードの内側に飛び跳ねて頭出しに失敗したりする時があっていけません。

という事で修復に挑戦したが、実は失敗して壊してしまいました。失敗したので忘れることはありませんが、他の方が挑戦するときの参考になればと思い記録に残しておきます。

イメージ 1
ここですね。










イメージ 2

こんなになっています。
上下する心棒、スプリング、シリコングリスの粘性でダンプする仕組みです。アームをゆっくり上下させるだけですが複雑な造りになっていて、ここの動作が自動演奏の使い勝手に大きく影響します。

英文のサービスマニュアルに修復の方法が写真入りで詳しく書かれています。追試をされる方は熟読をを勧めます。マニュアルの最後の方です。
Dual-1219-1229-Service-Manual.pdf
http://akdatabase.org/AKview/albums/userpics/10007/Dual%201219%201229%20Service%20for%20Amateurs.pdf




以下はサービス-マニュアルを読んだことを前提に少し補足。


イメージ 3
粘度 500000 のシリコングリス
TAMIYA :OP.1418 シリコンデフオイル
#500000










イメージ 4
ナットが硬い
インパクト用6角ソケットを使いました。マニュアルはスパナを使っています。サイズは 7mmです。





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戻す(再組み立て)時の注意

失敗した場所です。ツメの突き合わせをせずにナットを締めたようで、軸が折れてしまいました。
ほかに注意することは数個の Cクリップを外すので失くさないことでしょうか。





イメージ 6
失敗して折れたダンパーの軸








イメージ 7

幸い(?)なことに eBay に売りが出ていたので確保しました。
わずか10ドルですが、諸費用込みで¥5K ほどになって手痛い出費です。
ちなみに、パーツNO198 樹脂のキャップはピンプルを代用したものでした。

落札から半月ほどで手元に届き、シリコンを塗って再構築。そのご絶好調です。





カラー

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嫁が世話をしているカラーが咲きました。
白いのは咲きやすいのですが、黄色はデリケートのようです。

黄色のカラーがとても好きです。



SHURE M91ED

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レコードを聴かないタンノイ名人の先生宅から貰ってきた SHURE M91ED。
SHURE は V15Ⅲ と M75B+EDⅡ針の2つを使っていて、いずれも JICO の互換針。

イメージ 1SHURE M91ED はダイアモンド針らしいので、今回は暫く様子をみてみようと思っている。





というのも、カートリッジの聴き比べをしている方のブログを見ると接合針の普及クラスはたいして違いは無いとのこと。




今日の時点で、JICO の互換針(M75)と オリジナル無垢針(M91ED)を聴き比べると残念ながらM75の方が勝っている。というか明るく元気でパワフルな音。M91は出力電圧が僅かに低くダンパーが硬化しているのではないかと感じている。
40年前のダンパが硬化した接合針を蘇生させてもたいしたことは無いが、ダイアの無垢針・楕円なら手間をかける価値があるのではないでしょうか。
イメージ 2
91EDのオリジナル針は無垢ダイヤらしい。
ところで、この M91ED はダイアの無垢針?








イメージ 3


虫眼鏡でみると、チップは全体的に透き通っている。














ナガオカ MM-105

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これは何でしょう 前回の SHURE M91ED と一緒にもらってきたナガオカのカートリッジです。ナガオカの MM-105 という素性がはっきりしたカートリッジですが、ネットでの情報が見つかりません。

ナガオカの古そうなモノですので期待をしていましたが、分かったのは安物である事と、テクニクスと針が共通というへんてこりんな事でした。ブログでとりあげるほどのモノではないのですが、ちょっと変わったところが詳しい方の目にとまることを期待してアップをしておきます。

イメージ 1
"Technics"のロゴで分かりましたが、 EPC-270 の針が刺さっていました。白い線が入っていますので丸針のようです。


テクニクスよりもこっちが格好が良いと思いますが、どうでしょう。





イメージ 2


立派なケースも付いています。










イメージ 3

シェルも専用 ?
カートリッジの型番が入っています。





















イメージ 4













我が家はカートリッジは詳しくありません。「世界で最も量産された」とか「有線放送に多様された」とか、安価なカートリッジの代表格がEPC-270シリーズのようです。では、そのEPC-270と針が共通な ”ナガオカ MM-105 ”とは何者?

もしかしたら、EPC-270の元になったか供給元がナガオカではなかったのかと考えてしまいます。

セミ

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朝からセミの音が騒がしいです。10時ごろまで続きます。部屋をしめてエアコンをかけるとレコード片面が終わらないうちに眠ってしまいます。途中で眠ってしまうのはここ半月ほどはお約束になってしまいました。

イメージ 1眠ってしまっても DUAL 1229 は自動で終了をしてくれます。真空管アンプも小型の夏場用に変えました。


我が家のレコード枚数はざっくり300枚。これは35年前から殆ど変わっていません。35年ほど前に私の人生にとって大きな事件があってステレオどころではなくなりこの遊びは冬眠に入ります。
この300枚ほどのレコードが当時どの程度だったかが分かる資料があったので貼っておきます。(自分では多い方だと思っていましたが、普通でしたね)

1977年7月号 無線と実験
内容は低音再生のレコードに関するアンケート結果ですが、レコード枚数や装置の概要が載っています。

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昔はレコード枚数の多さに対する憧れがありました。1000枚あると聴けば「凄い」と感じると同時に敬愛の気持ちがありましたが、最近は気に入ったレコードは100~200あれば充分と思うようにまりました。
聞きたいレコードはいつでもパソコンで聴く事が出来ますから。





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