Quantcast
Channel: まったり B級ステレオ
Viewing all 197 articles
Browse latest View live

DUAL 1229 アームの修復

$
0
0
リムドライブ、重量級プラッター、コンパクトな駆体などトーレンスTD124 と共通点の多い DUAL 1229ですが、ターンテーブルを静かに滑らかに回すという事では TD124には遠く及びません。

しかし、なぜか魅力的な 1229は我が家ではメインに座っています。古くて複雑なメカニズムですのでたまに不具合が出ます。


イメージ 2
アームの修復

気がつくとジンバルのピボットねじがゆるゆるになっていた。






イメージ 3
カニ目の工具がないので、有り合わせのピンセットで時計回しに締め付けたつもりが逆のネジだったのでポロリと外れてしまった。





イメージ 4

締め付けは時計と逆廻り。







イメージ 5



ついでに、めったに見ることの無い軸受けも拝ませていただく。
ベアリングが見えます。



元に戻すのに少し苦戦をした。


イメージ 14


さらに、ついでに
針圧ダイアルで3グラム辺りがロックできない。3グラムに合わせても2グラム辺りまで戻される・・・というのを調整
・・ といっても方法が分からない。

イメージ 6
3グラムに目盛りを合わせて、ここら辺りを押す。
慎重に少しだけ押す。

こんな方法で解決してしまった。









ピンプル  その後
steuerpimpel(シュトイアーピンプル  以下ピンプル)の自作は試行錯誤のすえ、昨年の8月から今の形式に落ち着いた。調子は良い。

イメージ 7材料
VVF電線2ミリ 外皮
樹脂板(0.5ミリ) 写真のもの
熱収縮チューブ sumitube 4mmФ


イメージ 8VVFの外皮の底に0.5ミリ厚みのプラスチック板を貼り付け、外側を熱収縮チューブで覆う・・・というイメージ。


これで熱をかけると横筋が付く。
摩擦を良くするため。








イメージ 9
先端にプラスチック板を貼り付け、チューブで覆う。







イメージ 10










イメージ 11
左が試作
右がオリジナル

重要なパーツですが、買うと1個
2,000円もする。








Main Lever (Tone arm actuating lever)

イメージ 12

メインレバーのヤスリ面に「超精密研磨フィルム」2000番を貼った。

オリジナル面の保護も兼ねる。今年の1月から試用している。





イメージ 13Eクリップ に線がついているのは、メインレバー取り外し紛失防止用

消耗の早さが分からないから、純正のピンプル試用は避けて、あくまでも安価にできる自作ピンプルと組み合わせたい。



イメージ 1
威力は絶大で、ウエイト 13グラムでも楽に運んでくれる。という事は摩擦面が強すぎる。

摩擦が強すぎると良くない。ピンプルの消耗が早くなる。





フィルムは4000番~6000番が良さそう。
ホームセンター「ダイキ」には、2000番以上を置いていなかった。

一番は研磨剤のない、摩擦だけのたとえば 「滑り止めシート」みたいなものがあれば良いのですが。




RCサクセション

$
0
0
カートリッジの針を3本立て続けにダメにしまいました。JICOの互換針ならダメージが少なく諦めるのも早いのですが、代わりの効かないオリジナル針は後遺症が残ります。

思い出がいっぱい詰まったレコードにRCサクセションの2枚があります。35年ほど前に知り合った女子から保護してきたものです。忌野清志郎の追っかけをしていた彼女から確保したというより保護が適正だった状況でした。
ブログに詳しく書けないややこしい話ですので省略ですが、我が家では大事に保管(保護)をし、たまには聞いています。


 RC Succession  EPLP   1981年
これはジャケットも残っています。RC/清志郎について詳しくありませんが、初期のレコードらしい?です。良い曲が入っています。
イメージ 1

A面
    わかってもらえるさ
    ステップ!
    雨あがりの夜空に
    ボスしけてるぜ
    トランジスタ・ラジオ

B面
    よごれた顔でこんにちは
    上を向いて歩こう
    君が僕を知ってる
    キモちE
    たとえばこんなラブ・ソング



 RC Succession PLEASE   1980年
先のEPLPとは発売時期に大きな違いはないが、バックの演奏を聴くとこちらは、粘っこいR&Bの影響をモロに受けていると思う。
RCに限らず、この手のレコードはバックの演奏が当時の流行(ジャズやヒュージョン)の影響受けるようで、そういう風に聴くとまた面白い。

イメージ 2

<A面>
1.ダーリン・ミシン
2.トランジスタ・ラジオ
3.モーニング・コールをよろしく
4.たとえばこんなラヴ・ソング
5.DDはCCライダー
6.SWEET SOUL MUSIC
<B面>
1.ぼくはタオル
2.ミスター・TVプロデューサー
3.いい事ばかりはありゃしない
4.あきれて物も言えない
5.体操しようよ



イメージ 3

許せ マッチ
PLEASEはジャケットがなかったので、写真のように別のレコードから拝借をして歌詞カードを表に貼った。そのレコードが・・・



パソコンのスピーカー用アンプ

$
0
0
パソコンのスピーカーは音が出れば良いという程度で多くは望まないけれども、配線が乱雑になるのは嫌いだ。AC電源が要るなどはもってのほか。
市販のはステレオで何かとややこしい配線になる。

イメージ 1という事で、これにしている。
UPA-152J MKⅡ
USBDAC + デジタルアンプ内臓 電源はバスパワー。
これだとUSBケーブル一本で事が足りる。
ドライバーは不要で Windows も Linux mint も自動で認識してくれる。





イメージ 2


調子は悪くないがポップノイズがでかい。
デジタルだし、アテネッターの入れ方も分からない。
ので47Ωの抵抗をかました。






イメージ 3


スピーカーはBose 101
快調!












DUAL 1218 修理

$
0
0
DUAL 1218 修理


元アルテックのマスター Aさんと昼飯が一緒になって世間話をしているうちに、古いオートチェンジャーをいらないかと言うのでふたつ返事で貰った。

それは、我が家の大好物・DUALだった。1219、1229ならもっと良かったが、1ランク下の1218でも大好物に変わりはない。
イメージ 1


モーターはなんとか廻っているようですが、レバーが折れたり、レバーが固まってうごかなかったりとボロボロです。
青山さんは「部品とりにでも・・・」ということでしたが、ぱっと見た感じでも修理は手間がかかりそう。というか直るかどうかも分からない。

時間をかけて丁寧に修理しようと思います。

以下、修理の顛末記です。
つづく

DUAL 1218 修理 -2

$
0
0

我が家ではこれで3台目ですが、これは重症です。

例えば、電源コードが中央のプラスチック・カムに食い込んで、これ以上は廻らない状態でした。こんな状態で電源を入れると他がダメージをうけます。
大事に至っていなければ良いのですが。

イメージ 1

結論から言うと、3台目となるとコツが分かっていますので思ったより早く修理が終わってしまいました。
まず、33、45の切り替えレバーやスタートレバーなどは無理に動かさないことです。折れてしまいます。現にスタートレバーは折れていました。

最初にしたこと
この固体もグリスが固まって、こびりついたグリスを取ると白い粉末状になっていました。
稼動部にミシンオイルを注油して1晩寝かせます。稼動部は裏側から動かしてみます。

翌日には速度切り替えレバーは動くようになっていました。


スタート・ストップレバーの動きが渋いです。ここはマニュアル動作でアームを内側にしてオンになりモーターが回転を始め、アームをアームレストに戻すとカチリと音がしてモーターも止まるところですが、モーターがオフになりません。さらに稼動部にミシンオイルを注して暫く放置です。
イメージ 2

ここもシャーシー内の稼動部を手でひたすらカチャカチャと動かす内に滑らかになりました。


モーターとプーリー
イメージ 3問題箇所の1つです。
妙な加工をしています。なぜ、こんな面倒な細工をしたのか分かりません。

50Hzだったのしょうか。しかし良くできています。






イメージ 4






プーリーは我が家の備品にあったオリジナルに戻しました。左側






モーターは2箇所に注油です。このモーターは簡単に分解ができます。ばらして底の軸受けに注油。上はプーリーを外して上から少量のオイルを足します。

イメージ 11DUAL 1229 のモーターと比べると格段に楽チンです。













これで普通に60Hzでピッチが合うようになりました。意外と簡単に解決です。
あと、プーリーの高さ調整は軸の芯にあるネジで調整します。ピッチコントロールの真ん中でストロボが止まるようにカットアンドトライで調整です。



レバーの修復
折れています。接着材で何度も修復したあとがありましたが、そこそこ力のかかる部位ですので瞬間接着剤では持ちません。骨を入れて元より丈夫にします。
イメージ 5
骨は1.5ミリの鉄キリが良さそうですが、手持ちが無かったので2ミリを使いました。


樹脂の中の真鍮まで届くように穴を開けて鉄キリを瞬間接着剤でくっつけます。





イメージ 6



適当な長さに切って、2ミリでは大きすぎますのでサンダーで幅を細くしてレバーの中に収めます。






イメージ 7
出来上がり。
















メインレバー
アームを自動で運んでくれません。原因はほぼメインレバーの油汚れです。面倒ですがメインレバーを外さないといけません。

イメージ 8

外すときにEクリップが飛んでいきますので細いハリガネなどでヒモを付けておきます。片方を外して心棒を抜くとメインレバーは外れます。







イメージ 9
扇の先端部のオイル汚れを取ります。











イメージ 10

テンプルを確認していきます。
ギリギリ先端が残っていますが、交換時期です。











ここまでほぼ1日。修復はほぼ終わりました。
長くなるので細かい作業は省略していますが、電源のオン・オフ。アームの自動演奏など問題なく動くようになりました。

キャビネットが壊れていますが、クランプがないと修理ができません。
クランプは持っていませんので、現場は友人の建具屋になります。


インターネット速度テスト

$
0
0
インターネットの速度テストをやってみた。
こんなものは参考程度ですが、パソコンの主たる使途がインターネットになっている今日このごろですので、気になります。

OSによってやや差が出ています。ハードの環境はほぼ同じです。ブラウザは fierfox 。ほぼデフォルトで使っています。使用感にほとんど差はありません。
XPがややトロイ感じですが、Fierfoxのバージョンが古いのが原因だと思います。
Linux はUSB起動という最悪の環境ですが最速になりました。さすがです。

Win10は下りと上りが逆転しています。アップロードは遅くても良いのです。個人情報の収集に特化した設定になっているのでしょうか。少し気になります。

イメージ 1


windows7












イメージ 2








windows XP





イメージ 3



Linux
















イメージ 4

Windows 10














さくらの開花

$
0
0

家の真向かいに公園があって、サクラが咲きました。開花は昨日(15日)で今日はもっと咲いています。お城の標準木(ソメイヨシノ)と同じでした。

イメージ 1

今年は1番です。昨年は出遅れてガッカリしましたが、今年は喜んでいます。何ということはないのですが、1番になると嬉しい県民が多いのです。
ご近所のあいさつが「サクラが咲いたね」になっています。


ヴィヴァルディ 四季といえばイ・ジムチ

$
0
0
クラシック音楽は殆ど聴かないのですが、ヴィヴァルディ 四季は季節の変わり目ぐらい、たまに聞いています。クラッシックはリッチな気分になります。また、サクラが咲いたこの時期、「春」から始まる「四季」は気分転換には最適です。
何度も聴いているうちにお気に入りになりました。

今まで聞いていたのはこれ

イメージ 1クイケン&ラ・プティット・バンドのヴィヴァルディ/「四季」です。独/RCA とありますがRCAの音なのかドイツの音なのかはわかりません。音が硬質であまり好きではありませんでした。














イ・ジムチの四季

そんなおり、ひやかしで行ったハードオフにイ・ジムチの四季がありました。四季といえばイ・ジムチという事ぐらいは門外漢の私でも知っています。
ハードオフは1番安いのは108円でしたがいつのまにか540円になっていました。5倍に値上げですね。

イメージ 2
フィリップスです。2枚買ってきました。
初期の録音が良いらしいですが、ありません。一枚は未使用新品と言えるほど盤質の良いものでした。フィリップスレコードのバイオリンの音色は優しくて好きです。

同じ四季でも雰囲気が変わります。
同じ
イ・ジムチでもまた違いがあります。クラシックの愛好家はこの違いを楽しむのでしょうか。

イメージ 3
















TD124 ストロボランプ

$
0
0
トーレンス TD124 ストロボランプ

TD124のストロボランプが暗くなっていけません。老眼の劣化とあいまって殆ど見えなくなりました。

自作しました。材料は2つ。
イメージ 1
右側のランプの枠というか、金属の取り付け台は近所の自動車修理屋さんのゴミ箱からもらってきたように思います。前の事で忘れてしまいました。
E4 2BE 12V21/5W という表示があります。
左のネオンランプは安物のレコードプレーヤーに付いていたものです。
捨てずに置いておいたのが役にたちました。


イメージ 5
イメージ 2
電極は2つで短絡しないようにチューブで覆います。金属の袴(?)部に穴が見えますが、元々ついていたカイドのツメのあとです。2箇所の内1箇所はとらないとソケットに入りません。








ネオンランプのリード線は下の2箇所から出してハンダで終了です。








イメージ 3



ちらつきますが良く見えるようになりました。










イメージ 4











もっと言えば、このようなややこしい事をせずリード線を長く伸ばしてハンダでとめると簡単ですが、オリジナル尊重です。


あれれれれ
と、ここまで書いて上の回路図をじっくり眺めて、みょうな事に気が付きました。
まず、33KΩの抵抗は 電源電圧 100-125V使用時には 10K-33K となっています。33Kにしているのは200Vの両方に対応した抵抗値が33Kという事のようです。

それともう1つはコンデンサーの容量です。
100-125V使用時は 1.5μF/250V ですね。0.47が正しいと思っていました。


stanton (スタントン) 681EEE

$
0
0
わざわ買ったのではないのですが。
スタントンという名前は知っていましたが現物は始めてです。カートリッジを多くコレクションする趣味はありませんが・・・それでも縁があってやってきます。


イメージ 1
stanton (スタントン) 681EEE

古い割にはダンパーのへたりも無くまだ使えそうです。レビューを探しましたが情報が少ない。評価がまちまちです。あまり売れなかったのかもしれませんが、現在でも同じ形でMk Ⅲ になって売られていますからたいしたものです。
構造がMMではなくてMI(ムービング・アイアン)といって変わった形式です。





ぱっと聴いた感じは「地味」でしたが、ワイドレンジです。良く聴くと中高域がクリアーでそこそこ気に入っています。好きな音です。
何十年も使っていなかったので、本まだ来の音ではないのかもしれませんがしばらく使ってみようと思っています。あまたある(かつてあった)カートリッジの中で生き残ってきたのには理由がある・・・。


イメージ 2


チップは無垢のようです。最近になって無垢の良さに気が付きました。しばらく使ってみようという気になったのはこれが理由です。
無垢のことを nude stylus というようですが、いいですねヌード。








VT52 シングルアンプ ・・・の予定

$
0
0
VT52 シングルアンプ

メインの真空管アンプが重すぎて負担になりつつあります。両手に抱えて階段の上下がきついです。
イメージ 1
右が我が家の300B
左が知人のSTC4300

いずれもシングルアンプ。
両方とも、とにかく重い。










数年前からもう少し軽いアンプを作ろうと構想をなりながらパーツを並べて遊んでいますが、どうしてもふんぎりがつきません。

イメージ 2
今年こそ、年末までに・・・











イメージ 3
不思議にレイアウトが似たようなモノになります。
気に入った形がみつかりません。


とりあえず VT52 シングルアンプとして書庫を作ります。
2A3になるかもしれません。




イメージ 4
右がウエスタンではありませんが VT52です。静かに音楽を聴くにはこのクラス(2~3W)でじゅうぶんです。












ネオンランプ

$
0
0
ネオンランプ

前にトーレンス TD124 ストロボランプを自作したのが調子がいいのですが、わずかにちらつきがあります。
https://blogs.yahoo.co.jp/yoko_yama888/18472263.html

ちらつきの原因が抵抗値か寿命なのかわかりません。別のネオンランプを試したくて探しました。1個あればいいのですが、20円程度のモノを買うとなると面倒です。


通販は送料が高くていけません。
ヤフオクでみつけましたが、10個で1,000円 + 送料です。

あまり好きではありませんが AliExpress(アリエクスプレス)を利用することにしました。

イメージ 1
ネオンランプ10個で$1.89  送料 $0.58 合計US$2.47 ですから 日本円で265円になりました。
送料をケチったので日数がかかりますが安いです。






本当は地産地消が希望ですが、日本の業者も中国産を扱っているようですから品物は同じと思います。



イメージ 2



ちなみにこんな物も扱っています。
US$17.88 ですから2,000円ぐらい。

さすがに、これを試す勇気はありません。

どなたか人柱になりませんか。




2色形成

$
0
0
貧乏くさい昭和のおやじはこんな物が捨てられません。

イメージ 1
2色形成のつまみです。












樹脂の2色形成を知ったのは、むかしパソコンのキーボードに嵌まった時でした。高いキーボードの文字が印刷ではなくて2色の樹脂で形成します。長期に使っても文字が消えることがないのです。
調べてみると今でも2色形成のキーボードは売っているようです。


イメージ 2
このつまみ。手間がかかっています。

金もかかってそうです。捨てられない理由はこれです。どこかで使えないかと死蔵をしているのです。







イメージ 3

シーメンス型のセレクターとセットだったと記憶していますのでたぶん富士電機ですね。








イメージ 4

我が家のフォノアンプには使わないけれどもセレクター・スイッチが入っています。

ごらんのとおり結線をしていません・







イメージ 5
捨てられないけれども使い道もない。
フォノアンプに付けてもデザインが合わないのです。












テイキン・オフ / ハービー・ハンコック

$
0
0
倉庫からレコードプレーヤーを抱えて歩いていると近所のご婦人(70歳以上?)が、「それはプレーヤー?。 いいね。CDより音が良いし」と声をかけられた。
ちょっと返事にこまる。知人のタンノイ名人はCDで良い音を鳴らしている。しかしド素人でさえレコードが良いという風潮になってくると、その昔にレコードとは決別しCDに移行した音楽好きにとっては穏やかではないと心情を察してしまう。


Takin Off / Herbie Hancock
テイキン・オフ / ハービー・ハンコック


イメージ 1ここ10日ほど集中的に聞いている。
数年前に中古で買ったが、妙にひっかかりがなくて聴かずじまいだった。なぜ改めて聞き入っているかというとtsのデクスター・ゴードン。














ホーン奏者は好きだ。マイルスは別格として、ジャッキー・マクリーン、ソニー・ステット、ベニー・ゴルソン、アート・ペッパー、などなど。
その中にデクスター・ゴードンは入っていなかったしレコードも持っていない。我が家でデクスター・ゴードンが聞けるレコードは、ジャッキー・マクリーンとの”THE NEETING”とこの”Takin Off”しかない。


ライナーノート
輸入盤なので日本語解説がない。もちろん英語読めない。レコードを聴きながら解説を読むのもとても好きで、ライナーノートが無いと淋しい。

ネットでテイキン・オフの解説を探すと面白いのが見つかった。”ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ”
デクスター・ゴードンを高く評価している一方でフレディー・ハバードが雄弁すぎるのが惜しいと書いている。「よいしょ」ばかりでなく辛口の解説が読めるのはネットならではと思いながら、”上手いだけではダメ”というフレディー・ハバードの評価に妙に納得してしまう。

シバタ針

$
0
0
貧乏なB級オーディオは、カートリッジのラインコンタクト針には全く縁がありませんが、いつものようにレコードを廻しながら古い雑誌をパラパラめくっていると”新シバタ針MKⅡ”という記事が目にとまりました。

イメージ 3ラジオ技術1978年7月号です。柴田憲男さん(しばた針の開発者)ご本人が寄稿しています。4ページと少ないのですが資料など織り交ぜて専門的な内容の濃い記事になっています。

ラインコンタクトと言わず線接触針と書いているところに時代を感じます。これを読むと、当時は思惑どおりに普及しなかったようです。
ほかにも、「ゴミが付着する」、「針圧」などの解説をしていますが以下省略します。実は難しくてよく分からないのです。















2つほどデータを貼っておきます。

イメージ 1共振点を高くしたため総合特性で20KHz辺りのレベルが下がっています。



























イメージ 2
寿命は10倍長持ち

我が家の場合、針の寿命は不注意による「事故」が殆どで天寿をまっとうすることがありません。大事に使えば長持ちするんですね。


交換針の専門メーカー(JICO)のHPにあるデータとは大きな違いがありますので念のため。
http://www.jico.co.jp/product/index.html











5万~10万円する高価な物には縁がありませんが、線接触針の安価な針が1個ぐらいあってもいいかなと思っている今日この頃です。














アンチスケーティング不要論

$
0
0

発端はレコードプレーヤー DUAL 1229 の内周でアンチ-スケーティングの力が大きいような気がした事からだった。気になって内周と外周のアンチ-スケーティングを調べていると変な主張にぶつかった。

アンチスケーティング不要論
オーディオは不思議な世界で両極の理論が混在する事がよくある。最近ではMCトランスの消磁で、必要という意見とやってはいけないがあった。
実はアンチスケーティング不要論は知らなかった。多くのメーカーが採用しているし、それもオーディオ全盛期に多くの人材、資金、時間を投入して研究した結果、現在の形になっていると思っている。今更要りませんといわれても。

我が家の個人的な好みで言うと、ごちゃごちゃしたアームは好きではない。針圧調節だけで良い派なのだが、DUAL 1229 は最初から付いているし選択の余地がない。
しかも我が家では DUAL 1229 のオートを多用する。その際にアームがゆっくり落ちる事とアンチ-スケーティングを使わないとレコードの頭出しに失敗する。不要どころか必須の条件になっている。

ところで、不要論者の理論は良く分からないというか難しくて理解ができないけれども、カンチレバーがレコードの内周方向に曲がってしまうと書いている。

イメージ 1早速調べてみると1個だけ曲がっていた。これを見ると不要論者の意見に急速に傾いてしまう。さて、どうしたものか。











結論
この手の意見は無視したい。無視したいけれども目の前にあるダイアルをどこかに合わせないといけない。そこで、レコードの頭出しに失敗しない範囲で極力少ない加減をカットアンドトライで探った。

結果、針圧の1/2に落ち着いた。
中をとったというか、両方から苦情の出にくい玉虫色になったというか、釈然としないのはゼロには出来なかった事。



インサイドフォース・キャンセラーとアンチスケーティングは別物らしいですね。一緒だと思っていました。面倒なのでこれ以上は追求しません。
上の記述は間違った理解かもしれませんが、向上心のない老人のたわごととご理解ください。


**** MEMO ****
DUAL 1229 はアンチスケーティングが外周に比べて内周で大きくなる仕様らしい。

SHURE V15 Ⅲ

$
0
0
SHURE V15 Ⅲ

妙にぐらぐらしている気がしました。
気のせいではありません。外れていました。隙間に瞬間接着剤を流し込めば終わりなのですが裏がどうなっているか見たくなりました。

ご婦人のスカートの中を覗いてみたい・・・
ここから先は有料です。閲覧したい方は承認を受けてください。
冗談です。



イメージ 1後ろにスライドさせると外れました。










イメージ 2なんてことはありません。
背中ですね。









イメージ 3

こんな感じ。








イメージ 4
さて、何でくっつけましょうか。
瞬間接着剤で、戻す途中で固まったら終わりです。
ということで、これですね。
セメダイン スーパーX 超多用途
 
何といっても屋外にも使える。


イメージ 5





念のため音出し。









SHURE VN35HE & N75B TYPE2

$
0
0
SHURE VN35HE & N75B TYPE2

SHURE V15Ⅲ の交換針 VN35HE と M75B の交換針 N75B TYPE2 がやってきた。
いずれも中古ですが純正。箱にはそれぞれ1974年、1984年の日付がある。30~40年間眠っていたようです。
出所は以外なところで、1Km離れていない知人宅で VN35HE が沢山眠っていた。 V15Ⅲ 最初期(VN35E?)という真っ黒いケースに入ったものを勧められたがHEを譲っていただいた。

イメージ 1

N75B TYPE2
0.6mil 丸針

昭和49年8月の日付を書いています。
30日間使用した中古です。
30日しか使っていないとも言えます。






イメージ 2

VN35HE     こちらは昭和49年
9,900円の価格シールを貼ったままです。










驚いたのはSHURE V15Ⅲ の交換針 VN35HEで、これがあれば他にはいらないと思えるほどの変わりようだった。
互換針とオリジナルは別物という人もいれば、新鮮なJICOで充分という方もいて我が家では経済的な理由でJICOを使ってきたが、昨日は「JICOで充分」という主張はオリジナル針が高騰するのを嫌ったフェイク情報ではないかと思ったりした。

気の利いた「音レポ」は書けませんが、一言でいえばVN35HE は中高域が鮮やか・鮮烈な印象です。34年の眠りから覚めてまだ本調子ではないかもしれない。もう少し使い込むと音のバランスが変わってくるように思います。というのはジャズでは気になりませんがテストで聴いたボーカル(新井由美)がM75Bと比べるとかなり違って聞こえます。良く言えばすっきり。悪く言えば厚み・太さが足りなくてやや高域寄りです。逆にいえば75Bの方が中域は厚く聞こえます。
人それぞれ好みがあるので良し悪しはいえませんが、中高域が好きな我が家では VN35HE がどストライク、超お気に入りです。


3日目
M75Bを聴いています。V15Ⅲと比べてどうかというよりオリジナルの75B T2の音を耳に刷り込んでいるところです。そもそもクラスが違いますので同じリングに上げてはいけません。
SHURE の普及クラスですが、レコードを(
音を聞くでなく音楽を)聴くにはこれ1個でも充分と思ったりします。この中古の針も「当たり」でした。

SHURE はもう1個  M91ED がありますが、こうなると立ち位置が微妙になってきました。



インタープレイ

$
0
0
インタープレイ

ジャズでインタープレイと言えば「アンダーカレント」ビル・エバンス&ジム・ホールが有名ですが、我が家ではインタープレイの極致はラジオ体操 第一だと思う。

イメージ 1
レコードでは 大久保三郎さんのピアノと柳川英磨さんのボーカル(指導)がクレジットされている。ボーカルはグランドの遠くまで届くように声を張っている。

聴き所は2人の息の合ったプレイ。



イメージ 2
聴いているとピアノとボーカルの他に体操をやっている3人目がいるような気がする。
トリオではないかと。
そう考えると、体をぐりぐり回すところのピアノのタメ、ボーカルとの息のあったプレイに納得がいく。






ピアノ :
大久保三郎
指導    :
柳川英磨
作曲    :服部 正

日本放送協会制定
郵政省簡易保険局




イメージ 3
YouTube で NHK を聞くことも出来るが、やはりお気に入りは COLUNBIA のレコードで小学校の低学年の時、夏休みの早朝や公民館の風景を思い出させてくれる。









えーー。お分かりだとは思いますが念のため。
遊びです。

レコードを聴いたのは本当で、DUAL のオートプレイの針が降りる位置調整をしていました。

私が小学校時代にラジオで聞いたものとは違うと思います。     遊びです。

発振器 E-1205 修理MEMO

$
0
0
発振器 E-1205 修理MEMO

イメージ 1

発振器 E-1205 が壊れた。
発振周波数: 20Hz~20MHz
非常に低歪で捨てるにはもったいない。

発振回路は生きていた。半導体はさっぱり知識がないが修理に挑戦した。

壊れているのはバッファ段であることが分かった。




問題の基板
イメージ 2
上が電源
下がアッテネータ
真ん中が増幅 + バッファの回路
バッファの終端は50Ωの抵抗負荷。
壊れている真ん中の回路は技量不足で直せない。
それにしてもバッファ回路にしては小型のパワーアンプのように大げさな回路。しかも複雑。もしかしたら振幅安定回路が入っているのかも。




OPアンプとデスクリートのバッファ回路で組みなおす方針。



イメージ 3


OPアンプは手持ちの関係で LM7171 を選んだ

ユニティゲインで使えるというシロートには扱いやすい高速・高帯域OPアンプ









イメージ 4

ゲインは2倍ほどで良いが、2倍にすると高域で上がりすぎる。
周波数優先でゲインの調整をすると4.5倍(R1:510Ω ,R2:1.8KΩ)になった。

対になる測定器(バルボル)の性能と照らしても20Mzは必要はないがそこそこに修理したい。


LM7171の性能に助けられてあっさり動作した。

イメージ 5
2MHz











イメージ 6


10MHz

20MHzまできれいな波形で増幅している。
恐るべしLM7171






イメージ 7

真ん中の汎用基板がLM7171の増幅回路。
赤枠
基板の上半分にダイアモンドバッファ回路を組むよてい。










2SC1815が大量にあるのでコンプリの相手になる2SA1015をヤフオクで注文した。
次回はダイアモンドバッファ回路


Viewing all 197 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>