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Channel: まったり B級ステレオ
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本田竹彦と渡辺貞夫「スイス・エア」のことなど

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若い時の引越し騒動で50枚ほどのレコードを失くした。ステレオを再開(このブログを始めたころ)したあと数枚のレコードを中古で買いなおした。

真っ先に買ったのが、トミー・フラナガンの「オーバーシーズ」
ほかに オスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」
シェリー・マン「マイ・フェア・レディ」など

若い当時といえば、マイルスは電化サウンドの真っ最中で、ほかにはジョー・ザヴィヌルとウェイン・ショーターのウェザー・リポート。CTIレコードの聴きやすいジャズが流行っていた。 早々に確保したウェス・モンゴメリーの「フルハウス」「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」など。中古のレコード屋でこの系のレコードを見かけるけれども、残念ながらもう一度買おうと言う気になれない。


そんな中で本田竹彦のレコードが数枚あって、
この2枚を確保した。
紛失したレコードの買いなおしです。
 
イメージ 1
「本田竹彦の魅力」        1969年










イメージ 2
「THE TRIO / ザ・トリオ」 1970年

若い時ちょっと本田竹彦に嵌まっていたこと、レコードの価格が1,500円というのも金欠の時代にはうれしかった。「本田竹彦の魅力」が初リーダー作のようで、私が20歳の時。とにかく懐かしい。






こういう流れで、本田竹彦を中心に 1972年録音の「This Is Honda」とか渡辺貞夫との共演を聞いている中に 渡辺貞夫「スイス・エア」があった。もちろん本田竹彦も参加している。

話は変わるが私が行く中古のレコード屋は、日本人のレコードに「和ジャズ」という名前をつけている。以前はなかったので最近だと思う。Wiki で「和ジャズ」を検索してもヒットしない。それは良いとして、中古市場でレコードに高値がついていてもプレーヤーの懐(収入)に全く関係がないどころか、高値がつくことは売れなかった事の証でもある。本田竹彦もすでに鬼籍に入っている。いまさら「和ジャズ」とか名前をつけて持ち上げられても・・・

私は40年前に本田竹彦のリーダーアルバムを4枚買いましたからね!!



渡辺貞夫「スイス・エア」

スイスのモントルージャズフェスのライブで 1975年7月18日録音。これは良い。自分的にはこの春一番の再発見レコード。(これは中古の買い直しではありません)

イメージ 3
というのも、この春は DUAL 1229 がお気に入りで音楽三昧なのですが、最近はダレてきたのと気候が良いものだからレコードを廻しながら眠ってしまっていました。その眠気を吹き飛ばしてくれたのが「スイス・エア」です。

バリバリ吹きまくるナベサダのアルトに引き込まれます。本田竹彦もB面がもとても好きです。






昔、渡辺貞夫は若い子にも人気があった。職場の若い女子(美人のみえちゃん)は結婚式の入場曲に「カリフォルニア・シャワー」を使ったりしたほど。
この系列のフュージョンと言われた音楽は、昔は大好物だった。この歳になった今でも嫌いではないが聴きいってしまうほどでもない。

それに比べて、最近まであまり好きではなかった「スイス・エア」に聞き入ってしまった。渡辺貞夫のレコードで「パストラル」などは昔も今も好きな事に代わりがないが、まったりとした気候のなかで聴くと眠くなる。

好みは歳や気候とともに変わる。秋になったら「パストラル」が一押しになるかも。



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